3/11、紫苑さん

こんにちは。またお会いできて嬉しく思います。
紫苑さんと仰るのですね。お名前を教えてくださりありがとうございます。
匿名でのメッセージでは、「あ、この間も遊びに来てくださった方だ」となかなか気付くことができないものですから、このようにお名乗りくださるととても助かります。
そして何より、私がとても喜びます。
お名前をお呼びできると、私の書く言葉が「他の誰でもない、紫苑さんに向けたもの」であることが誰の目から見ても明らかになり、
文字の意思が散らばることなく貴方のところへ、貴方だけのところへ向かってくれる……ような気がしているのです。

さて、無印時代のポケモンを遊ばれているとのことで、私は「赤・緑」をやったことがない人間なものですから、思わず「いいなぁ!」と叫んでしまいました。
3DSのバーチャルコンソールというダウンロードソフトで遊ぼうと思えば遊べるのですが、私が購入したバーチャルコンソールはピカチュウバージョンだけでしたね。
4歳か5歳のときに初めて遊んだポケモンがピカチュウバージョンだったので、その時の思い出と共にバーチャルコンソールも楽しみました。
今も、赤や緑をダウンロードするには至っていません。幼少の記憶がない分、既プレイの方の感動には劣ってしまうかな、という気持ちがあるので……。
そのため、一番初めのポケモンを遊び、そのカセットを今も大事に持っている紫苑さんのことが少し、羨ましくなります。

トキワの森、あのBGMが幼少の頃はとても怖く感じて、おつきみ山と並んで序盤のトラウマスポットでした。
けれども確かに、此処にグズマさんとミヅキがやって来たらどのような会話をするのか、グズマさんはあの涼しい森に何を感じるのか……と、
考えるとわくわくが止まらなかったもので、じゃあ二人に行ってもらおう、と思い立ち、書いてしまいました
この後、二人はカントーのコラッタやイシツブテやガラガラを見たり、首の長くないナッシーに驚いたりしながら、
そうして楽しくカントーを観光し尽くしたのちに、タマムシシティのデパートの屋上で黒蜜プリンを食べるのだと思います。

ミヅキはカントーのマサラタウンに住んでこそいましたが、当時はポケモントレーナーではなかったため、
カントーのポケモンリーグにグズマさんと一緒に挑戦するのも面白そうだなあ、とか、
シオンタウンのポケモンタワーに赴いて、アローラのあの開放感あふれる外のお墓との違いに驚き、祈祷師の迫力にまたしても驚いたりしてほしいなあ、とか……。
色々と、空想(妄想?)が捗ってしまいました。

二人の間の空気が好きだと言ってくださり、とても嬉しく思います。
基本的にこのサイトにいる大人達は大抵の場合、少女(主人公)の我が儘を全面的に許す方向での関わり合いが多いのですが、
グズマさんはその「許し方」が独特といいますか、他の大人にはない荒っぽさがあるため、書いている身としても新鮮で、楽しくなります。

大人の形をした子供、子供の心を捨てきれていない大人……そんな彼がミヅキに「裏切られてしまった」ことで、マーキュリーロードは本番(?)を迎えました。
マーキュリーロードにてミヅキに関わろうとした人、あるいはミヅキが関わっていった人というのは本当に数多くいましたし、
ミヅキのことをよく理解し、ミヅキの傍に長くいた人物はグズマさんの他にもいましたが、
それでもやはり、どの最善でもなかった存在であったはずのグズマさんが、長い時と多くの努力を費やしてようやくチャンピオンの間に辿り着いたからこそ、
彼は真にミヅキの「最愛」となり、彼だけが彼女をあの世界から引き戻すことが叶ったのだと、今でも……そう思っています。

ポケモン初代、是非是非楽しんでくださいね。
今度こそ仲間を失うことなくポケモンリーグまで進んで、チャンピオンに勝利できることを祈っています。

マラサダ、とても甘そうですよね。
ハウが大好きであるという時点でなんとなくこう……子供の好きな揚げ菓子のすごいやつなのだろうとは想像していたのですが、これ程だとは思いませんでした。
とはいえ、私も実際に食べたことはないので、本当に「吐いてしまうほどに甘い」のかどうかは分からないのですが……。

子供の頃は砂糖で出来たお菓子、大好きだったのですが、ブラックコーヒーを飲めるようになったあたりから徐々に「要らないなあ」と思うようになりましたね。
餡子、私も苦手な部類に入ります。極まれに上品な甘さの餡子に出くわして「君とは仲良くやれそうだ」などと思ったりすることはあるのですが……。

徐々に、温かくなってきていますね。花粉が騒ぎ出す季節です。
私は鼻にではなく目に打撃を受けるタイプなので、かゆくてかゆくて目を開けていられなくなることがしばしばあります。
今がピークだと思っているので、もうしばらく耐えましょう。
黄砂も花粉も押し寄せてきていいことなんて一つもないように思われますが、もうすぐ、綺麗な桜が咲き乱れるはずですから。

では、ありがとうございました。
またきてもよろしいですか、とのことでしたが、勿論です。紫苑さんのおはなししたいときに、気ままに訪れてくだされば幸いです。
お待ちしていますね。

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