3/10、冬華さん

こんにちは、冬華さん。遊びに来てくださりありがとうございます。
お返事、遅くなってしまい申し訳ありませんでした……なのですが、なんだかあまり「お久しぶり」のような気がしていなくて、嬉しくなってしまいます。

Methinksのご読了、本当にありがとうございます。サイトを閉じる直前に書いていた物語だったのですが、ようやく日の目を見るに至りました。
ズミさんとの話……ピンクゴールドは私も吐き気を催すほどの糖度であったので、そこからこちらへと移動してくるとあまりの温度差に風邪を引きそうになりますよね。
ですが、書いていて楽しいのは圧倒的にMethinksです。重く深く暗い話を書いていると私の肌年齢が少し下がる気がしています。ヘビーって素晴らしい……。

さて。
Methinksではあっという間に100年近い時が流れてしまいました。
その「淡々と呆気なく」時を進める中で、やはり目立ったのはフラダリさんとシェリーの生き方の対比ですよね。
フラダリさんは人間らしい生活を続けていて、時を進める「ふり」をしている。それでも彼の容姿は変わらず、その時は進まず、誰もが彼を置いて死んでいく。
シェリーは人間らしさを悉く置き捨てて眠り続けている。たまに起きて、知人の訃報を聞いて、ああまたいなくなったと「安心」していく。
……というように、あまりにも対局な生き方をしているにもかかわらず、それでもフラダリさんの「住まい」はセキタイタウンの地下であるままです。
彼は何処でどのように時を回しても、回すふりを続けたとしても、必ずシェリーのところへ戻ります。

それは単純に、シェリーへの慈愛の意味もあります。
けれども時を回す「ふり」をしている彼は、やはり真の意味で時を共有できる相手がシェリーを置いて他にいないことを悟ってしまっているのでしょうね。
置いていかれた悲しみ、当然のように訪れる誰しもとの別離。
その事象に打ちひしがれてあの穴の中へと帰ると、決して自分を置いていかない存在が、別離など在り得ない対象が眠っている。彼女の寝顔に彼は、救われている。

……この世界線において、フラダリさんにとってシェリーはとても重要な存在です。真に「君の代わりなど在り得ない」としてよい相手です。
そういう意味でも、シェリーの求めていた平穏や愛は、時を止めることでようやく手に入れることが叶った、と言えるのかもしれませんね。
手に入れたそれがどれだけ歪なものであったとしても、彼女はきっと満足します。その満足した状態のままで、あと200年程度は過ごしてもらうつもりです。
それからは……シェリーにはゆっくりと立ち直ってもらうつもりでいます。ゆっくりと。そう、ゆっくりと。何百年という時間をかけて。

楽しみにしてくださっているとのこと、本当に嬉しいです。
1000年の時の果てに彼女と彼が手にするものは本当にささやかなものでしかない予定ですが、
そのささやかさがいっとう二人らしいと「思われる」ような、そうした物語に仕上げたいなと思っています。
のんびりゆっくり、お付き合いいただければ幸いです。

「つまりはそういうことなのだよワトソンくん」
さいっこうじゃないですか冬華さん!
いやぁ、乗っかってくださりありがとうございます。おかげで私がニヤニヤできました。

【ちょいちょい格言を挟んできそう】というお言葉を受けて考えてみたのですが、この子、もしかしたら独自の哲学観を持っているかもしれませんね。
哲学少女の名に恥じぬよう、哲学者や精神学者の書物は読んでいるかもしれないのですが、
「かの××は確かにそう云ったね。だが……果たしてそうかな?」
というように、哲学者や精神学者のあれやそれはあくまでも「参考文献」であり、彼女自身はその誰をも信仰していない……のかも、しれません。
私の好みで行くならバリバリにフランクル大先生を推したいのですが、この探偵かぶれの哲学少女にかかれば、

「かのフランクルは「苦しみは意味を見出した瞬間に苦しみで在ることを辞める」と書いたそうだね。だが……果たしてそうかな?」

などとどやぁしながら言ってしまう可能性が多分にあってしまうので、……ええ、今からとても楽しみです(?)

第一世代の主人公の人格は敢えて設けていないので省くとして、それ以外の、
クリス、コトネ、トウコ、ヒカリ、シア、シェリー、トキ、ミヅキ(×2)……の面々に埋もれないような人物を呼びたいなあと思っていたのですが、
3月4日のポケモンダイレクトの放送を見た20分後には既に「探偵かぶれの哲学少女」が出来上がっていたので、やっぱりポケモンってすごいなと思いました(?)
他のどんなゲームのプロモーションビデオを見ても、こんな風にはなりません。こんなに人をわくわくさせる、人に夢を与えてくれる作品に出会えたこと、本当に幸せです。
そしてそれを、冬華さんと一緒に楽しめて、一緒にあのオサレヘアーを探せるということも、私の身に余る幸福です。

あと、お酒の件についてもありがとうございます。アルコールのあれこれについて未だにピンと来ていないもので、とても楽しく読ませていただきました。
わ、冬華さん白ワインがお好きなのですね、わーいナカーマ!
……いえ、白ワインを飲んだことはないのですが、いつか甘口の白ワインの並々と入ったグラスをベランダに持ち出して、ちょっとずつ飲みながら星を見たりしたいものです。
そう、一番好きなお酒だからゲーチスさんに飲んでいただいているのですフフフラダリ
し、しかも酔い方までゲーチスさんに似ているなんて……冬華さん貴方はゲーチスさんだったのですかそうですか(?)

お酒に強い人、弱い人、その酔い方も様々ですよね。
「何も覚えていない」という方は、もしかしたら本当はおぼろげに覚えていて、恥ずかしさのあまりそう言っているだけなのかも……?
などと、又聞きしていると思ってしまうこともあるのですが、きっと本当に記憶が抜けてしまっているのですよね。オサケオソロシイ……。

【度数の高いお酒を飲むと喉が焼け付く感じがします】とのお話、とても有難いものでした。
度数が高いほど酔いが早く、眠くなるのかとも思っていたのですが、喉への負担も変わってくるのですね。
これは素敵な情報です。誰かに喉を焼き潰す勢いでお酒を飲んでもらおう……。

ホワイト・レディ。
ホワイト・レディ!
いやぁ冬華さん、素敵なお酒をご存知ですね。トウコさんに飲んでほしいとか、そんな嬉しいことを言われてしまうとそのうち書いてしまいそうですフフフラダリ

いつか、冬華さんと一緒にお酒を飲んでみたいなあ。
おっと、でもその前にタンバイティを案内しなければいけませんね。
取り合えずルギアに会うために「うずしお」の秘伝マシンが必要なあの場所には是が非でも冬華さんを連行したい所存です。
あとは……大塚国際美術館くらいしか……ほんと何もないなタンバシティって……。
で、でも星はとても綺麗に見えるのですよ。

では、ありがとうございました!
またお会いしましょう。

© 2024 雨袱紗