こんにちは、リイさん。
同名違いでなければ……マーキュリーロードにて類稀なる素晴らしい考察をしてくださった方……ですよね?
それから、サイトを知らせてくださったり、ポケモン四天王(私の中での)を好きになってくださったり……等々……。
思い出せます。こんなにも思い出せます。私は貴方のことを思い出すことができました。貴方のことを覚えていました。
ありがとうございます。またこうしてお会いできて、貴方と言葉を交わすことが許されて、とても、とても嬉しく思います。
……貴方に一つだけお願いがあります。叶うなら、どうか貴方にも「ただいま」と、言わせていただけませんか?
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んんっなんてこったちょっと待ってくださいね、あちらでのあれやこれも、隔離サイトでのあれやこれも既に見ておられるということで……。
とても恥ずかしくもありますが、そうした恥ずかしさを踏まえても尚、私はあれらを書くべきだと思ったから書いたのであって、
これに関して今更悔いるのは筋が違うといいますか、ここでみっともなくあわあわとするのは何か間違っているような気がしますね。
見守ってくださり、ありがとうございます。見守るだけ、にしてくださって、本当にありがとうございます。
正直、あの激情をリアルタイムで投下していた頃に誰かからのお言葉を頂戴しても、私は上手く対応することができなかったと思います。
口を出したくなる場面も多々あったかと思います。それは違うよ、と書きたくなったこともあったかもしれません。
それでも、そうした想いの全てを飲み込んで、ただ私を見ていてくださったこと、静かに黙してくださっていたことが、私にはただ有難く、嬉しく思われます。
私の平穏を守ってくださりありがとう。私が最高の不穏を楽しめるようになるこの時まで、待っていてくださり本当にありがとう。
ああ、やっぱり「ただいま」って、言いたくなるなあ。
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サイトを閉じた件は本当に、私の自業自得です。
私が自らの激情をコントロールできなかったこと、私が彼女達を肯定的に見ることができなくなったこと、そしてその過程で本当に大切な人を、深く深く傷つけてしまったこと。
これらは全て私に原因があります。訪問者さんは誰も、何も悪くありません。
私の暴走、私の自滅に皆さんを巻き込んでしまったことについては、ただただ、今も悔やまれるばかりです。
それから、隠すべきだと判断した旧サイトの24や現隔離サイトでの呟きについて。
【どこか遠い存在である貴女の、けれど人間らしい感情をみれる】【私と同じ人間なのだと証明してくれる】
このように評してくださったこと、とても嬉しく思います。ありがとうございます。
その証明を経たリイさんには申し上げる必要のないことかもしれませんが、私は本当に、大それた人間ではないんですよ。
ただ、ポケモンと活字への愛が人一倍あるだけの、卑怯で臆病で強欲なただの子供です。子供のまま大人になってしまった罪人です。
けれどもそうした「相応しくない」ところに貴方が希望を見てくださっているのであれば、私も臆することなくあの場所では堂々と、自分の想いを吐き出し続けようと思います。
(まだリイさんがあちら……隔離サイトの「あめふくさ」を訪れていない可能性もありましたので今回は何も行いませんが、
「あめふくさ」の内容に関するコメントを「雨袱紗」でするという『ひらがなコメント』は原則として禁止しています。
この旨、あめふくさの注意事項の欄にも記載してありますので、もし隔離サイトを見つけてしまわれた場合はご一読くださいね)
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「生きるということはもっと情動的で、恣意的で、破滅的なことだ」
……ここ! まさかここを覚えていてくださっていたとは思いもしませんでした。ありがとうございます。うれしい!
情動的で恣意的で破滅的……2年前の私はよくもこんな殺伐とした単語ばかり並べられたものだと震えあがってしまいそうになりますが……。
リイさんらしく在ること、の手助けをこの文ができているのでしたら、本当に嬉しく思います。
どんな苦行を強いられても、どんな局面に立たされても、何を奪われ何を押し付けられようとも、やはり「これが私」と言えるものは手放さずにいたいですよね。
私の場合、きっとそれが書くことであったのだと思います。「書いている、ということが私」であったのだと思います。
ですから、私は夢を捨て、未来を捨て、それでも書くことだけは手放さずにこうして戻ってまいりました。
今後、どんな苦難に見舞われようとも、どんなに辛いことが起ころうとも、書いていれば、書くことができていれば、何とかなるのではないかと、そう、思えます。
私にとって私を作る「私らしさ」とは、すなわち「書くこと」とはそういうものです。「書くこと」は他の誰でもない、私を支える行為です。
けれどもその行為による産物がこうして貴方のところへ届き、貴方の歩みを支えるに至っている……なんて誇らしく、喜ばしいことなんでしょう。
私も、貴方に出会えてよかったと思っています。
(「貴方がいてくれてよかった。貴方にも、そう思ってもらえるような人になりたい」と、アルミナのように書きたかったのですが、先手を取られてしまいましたねフフフラダリ)
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葉桜ですか!?
……し、失礼いたしました。
ゲーチスさんのことを「葉桜」と称した一番初めの物語は、おそらくサイコロ番外の「葉桜の目は赤」ですね。
シアの髪をぐしゃぐしゃにしながら屈託なく笑う彼がこの番外編にはいます。それを見たシアは感極まり、泣きそうになります。
彼女の歪んだ視界に、彼の髪の色とその目は「葉桜」のように映っています。きっと葉桜とはこのように美しいのだろう、と思ってしまいます。
それからしばらくして、私、太宰治さんの「葉桜と魔笛」という短編をとある方に紹介していただき、すっかりこの短編に惚れ込んでしまったのですが、
それを私の友人に紹介したところ、「葉桜って聞くともう私の中では一人(ゲーチスさん)しか思いつかないですね」という、嬉しすぎる言葉が返ってきたのです。
そうか、彼は真に葉桜となることが叶っているのか! と、どうにも嬉しくなってしまって、それ以来、彼のことを「葉桜」としてしまっています。
彼の髪は「オリーブの葉」のような淡く霧のかかったような緑ですが、そこに輝く隻眼は眩しい程に濃い赤色をしていますよね。
もしこれが桜であったなら、あまりにも、あまりにも綺麗なことじゃありませんか?
あのような真っ赤な花弁を持つ桜を見たことは……残念ながらないのですが、だからこそ生じる「非存在の美」をあの葉桜さんには見たくなってしまいます。
以上でございます。
い、いやぁ、まさかリイさんも【ゲーチスさん、今日も綺麗に生きてるなあ】と葉桜を見て思ってくださっていたなんて……。
葉桜教も順調に拡大の一途を辿っていますね(葉桜教……?)
それにカノンの翻訳で【ゲ最推し】になってしまわれたとのことで……なんてこったいあの彼にそんな力が! あ、ありがとうございます!
わーいみんなもっとゲーチスさんのこと好きになーれ!
アクロマさんやゲーチスさんに関しては(あ、ザオボーさんもかな)かなり、かなり夢を見ているところがありまして、
原作にはない過去設定や誇大解釈・捏造などを多分に盛り込んでいたのですが、そんな彼等を魅力的に思ってくださっているとのこと、とても嬉しく、またほっとしております。
原作に忠実であることも素晴らしいと思うのですが、私はやはり彼等の限られた台詞の中に無限の可能性を見て、その可変性の海を泳いでいきたい。
これからも、リイさんと一緒にポケットモンスターの世界を泳げることを思うと、やはりとても嬉しくなってしまいます。
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長くなってしまいましたが、最後に(これが最後になるとは思っていませんが、今回の締めくくりとして)。
私の作り出す世界、私の紡ぐ言葉を大好きだと、書いてくださって本当にありがとうございます。
そして私個人のことを知りたいと、思ってくださり本当にありがとうございます。
私も、叶うなら、望んでいいならば貴方とまたお話をしていきたいと思っています。
その舞台としてこちらを使うか、隔離サイトを使うかはリイさんのご判断にお任せしますが、どちらを選ばれても私は逃げも隠れも拒みもしません。
貴方を信じて、貴方を歓迎いたします。
では、またのお越しをお待ちしております。