5/25、ライさん

 こんにちは、ライさん! また遊びに来てくださり、ありがとうございます。
 やはりあの時のライさんだったのですね。思い違いでなくてよかった。またお会いできて本当に嬉しいです。

 該当連載を非公開としたのは完全にこちらの身勝手な事情でしたので、取り下げていたことへのご指摘と再公開のご要望については、どうか謝らないでくださいね。むしろ、ライさんの記憶にまだあの痴れ者シャウトをキメるズミさんがいてくれていたことが分かり、嬉しい気持ちになりました。ズミさんの【癖がある】ところにライさんも魅力を感じておられたとのことで、わーいナカーマ! と今キーボードを打つ手が若干踊っております。誤字などありましたら私の喜びのせいです。申し訳ない。
 涙法師時代に頂いたリクエストに関しても、とても嬉しかったです。あの頃はまだ直感的にといいますか「ぐっとくるか否か」という感覚でバリバリ書いていたような覚えがあり、中には読みづらい駄文も混ざっておりましたのでそれらを見られているというのは恥ずかしくもありますが、その恥ずかしい状態を覚えておいていただけることもやはりどうにも嬉しく思われます。ネットの世界、つい数日前まであったものが跡形もなく消えるなんて日常茶飯事で、どこかで(雨袱紗で)何かが(魔術師が)消えたところできっと気付かれないだろうという杜撰な気持ちでいたりもしたのですが、ライさんの記憶が私の予測の大きく上をいきましたね。いやほんと、びっくりです。

 やさしくありませんように、についてのご言及もありがとうございます。【余韻】を味わっていただけたというのはとても嬉しいお言葉ですね!
 魔術師の痴れ者シャウトズミさんとは180度雰囲気を変えた、芸術気質を突っ走った故にどこか世間に馴染めていない遁世気味のズミさんを書く作業はとても楽しかったですね。また物語の中で彼に「お父さん」になっていただいたことも、娘である「あたし」とのやり取りも印象深く残っています。
「もう貴方は私がいなくても大丈夫」 → 「そうかもしれない、でも貴方がいなくなったら悲しいし寂しい。それだけでは一緒に生きていくには少し足りない?」 → 「いいえ十分です」
 今、軽くざっと読み返してみると……終章の、この流れに持って行くために、それまでの二十万字があったと言っても過言ではなかったような気がしています。ライさんが感じていただいたという余韻の中に、この遣り取りの情景が、ほんの少しでも混ざっていればいいなと思います。

 アクロマさんやフラダリさんはともかくとして、ズミさんのお話はおそらくその他二次創作界隈では沢山、本当に沢山あるかと思うのですが、その中で一番の称号を頂けるとは……こ、光栄です!
 此処まで言ってくださったライさんのお気持ちに恥じないような仕上がりに、修正版……できればいいなと思っています。もうしばらくお時間、頂きますね。

 では、ありがとうございました! またのお越しをお待ちしております。

© 2024 雨袱紗