10/31、夜那さん

こんにちは、夜那さん。遊びに来てくださりありがとうございます。
前回のお返事、読み辛くはなかったとのことで安心いたしました。
久し振りにお返事を書かせていただいたのと、あとお言葉が嬉しすぎて興奮のままに書いてしまったのとで支離滅裂感が否めなかったとは思うのですが、
よかったよかったわっしょい! ちゃんと日本語になってた! と一人小躍りしております。
長い文章でしたがお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

さて、今回も丁寧なお言葉でコメントしてくださりとても嬉しく思います。
サイトのシステムやメリットについてのご賛同、その枠を踏み越えてご自身の言葉で伝えなければと思ってくださったこと、ありがとうございます。
【自分が苦しい時に他人に優しくしたり向き合うこと】が、当時の私にはできていたのですね。
今は残念ながらその力に乏しい状態ではあるのですが、その時にその力があったからこそ夜那さんの心に寄り添えたのだと思うと、少し、過去の私を誇らしく思えます。

【生きていけてしまったのだろう】というお言葉、その通りなんですよ。そうでなければいけないんですよ。
夜那さんに限ったことではなく、皆さん、実はとてもお強い方ばかりなんです。救われなくとも生きていかれてしまうんです。
精神的な意味でもそうですし、生命の本質として、どのような状況下においても生きることを望み生きようと努めることはごく自然なことなんです。
シェリーのように、ミヅキのように、人の中での自身の在り方について苦しんでいる人全てが、このサイトを訪れなければ救われない、なんてことは絶対にありません。
それでも、此処に来てくださった人がいた。彼女達の心に寄り添い、彼女達の物語に何かを感じてくださった方がいた。それが、貴方だった。
……私も、私が書いた彼女達の世界が(おこがましくもこう表現することが叶うなら)救えたのが夜那さんでよかった、と心から思っています。


(以下、少し傲慢というか思い上がったというか都合の良い勘違いをしているような言葉が続くかもしれませんのでご注意ください)

それから【誠実であることなど一旦やめたっていい】と、私の目指してきた誠意を肯定してくださった夜那さんに言っていただけたことは、
私にとって驚くべきことであり、また喜ばしいことでもありました。
まるでシェリーにとってのパキラさんのように、私というかたちをそのまま肯定してくださっているような、そうしたこの上ない幸せを感じることができる一文でした。

「貴方が臆病で卑屈な自分を変えたいと思うのなら、協力するわ。でも頑張ることに疲れたなら、いつでも止めてしまえばいい。
貴方が臆病で卑屈な今のシェリーのままだったとして、変わりたいと努めた結果、何も得られなかったとして、私はそれでも貴方を嫌いになんてならない」
(アクアティカの羽衣4話より)

夜那さんは私がどのような人であるのかということを、サイト上でしかご存知ないはずであり、
そんな貴方から、私の在り方をまとめて許してくださるような言葉を頂けたということにただただ驚いてしまいました。
誠意を貫こうと努めてきた私。空回りも多く経験してきた私。長くポケモンを愛し、長く彼女達を物語の中で動かし続けてきた私。
これが夜那さんの知る私の全てであり、その「誠実を志す心」を失った私は最早、夜那さんの知る私ではなくなっている可能性さえあります。

……ここまで書いてはっとさせられましたが、私はもしかしたら、私を好ましく思ってくださる方々に「貴方は変わってしまった」と失望されることを恐れているのかもしれません。
長く私を知ってくださる方であればあるほどに、そうした恐れが肥大化する傾向にあるように思います。
とりわけ、もう数年来のお付き合いである夜那さんに対しては、そうした恐れも相当なものであったのだと、今、自分のことを分析してそう結論付けています。
だからこそ、その当人である夜那さんからの今回の言葉は「そんなことはない」「恐れなくてもいい」と言っていただけているようで、本当に、本当に嬉しかったのです。
ありがとうございます。

(……とまあ、もしこれが夜那さんの意図とは違う解釈であれば私の都合の良い妄想であったということで「ふっ」と笑いの種にでもしていただければと思います。
お目汚し、失礼いたしました!)


高校生活を忙しく過ごしておられる夜那さんには、進路のことやクラスメイトのこと、家族との関わり方など、
中学校の頃とはまた違う悩みが少なからず増えてしまったのではないかと推察しています。
私の視野はそこまで広くなく、有益な言葉を差し上げられる自信はありませんが、もし吐き出すことで楽になることがありましたら、是非また此処を使ってください。
SNSや大手の小説投稿サイトのようなところとは異なり、このサイトの管理人は私であり、ルールの設定権はその……基本的には私にあると考えています。
一般的には「コメントとして不適切」であるかもしれないことでも、私は長くお付き合いのある夜那さんからの言葉であるなら、躊躇いなく受け取ることができます。
ある程度の「無礼講」が許される相手として、接していただけると私は嬉しく思います。

最後に、チラッとFFの話が出てきましたのでこちらについても言及させてくださいね。
実況プレイ動画でストーリーを把握しているものがⅧとⅨとFF7CC、DS版ですがプレイした記憶があるのがⅢとⅣ、そして自分でクリアし最も思い入れがあるのがⅩです。

Ⅹは本当に、バトルシステムもBGMもフィールドの美しさも人々の弱く卑怯で勇敢で悲しい人間性も、大好きでした。
祈り子たちによって作られた虚構の世界、そこで生きる、確かな魂を持った人間達。そんな彼等に関わってしまったスピラの人々……。
とりわけ、過去と現在、現実と虚構の世界および人に触れながら、彼等の物語を見届けるために命を張ったアーロン氏が大好きです。
ユウナレスカ戦突入直前の「さあ、どうする!? 今こそ決断する時だ!」という彼の叫びに、2周目のプレイではっとさせられたのを今でも覚えています。
ああ、この人はずっと待っていたんだ。彼等の、彼等だけの物語が動き出す時をこの目で見ようと、ずっとずっと守りながら待っていたんだ!
……と、気付いてしまった瞬間の得も言われぬ感情は、並のゲームでは味わえるものではないなと確信しています。

おっと喋りすぎてしまいました。
ポケモンほどの熱狂的なファンという訳ではないのですが、FFシリーズは本当に良作ばかりで心を揺さぶられる素敵なRPGだと思っていますよ。

そしてソードシールドも購入されるということで、やったぜ、一緒に楽しめますね!
発売日の夜からプレイを始める予定ですが、その頃にサイトには、ネタバレ防止用のソードシールド限定24を作成するつもりですので、
クリアしてネタバレの警戒が不要になったら、また遊びに来て眺めて「相変わらずテンションがやばい」と笑っていただければと思います。

では、長くなりましたが今回はこの辺で。
是非また、お会いしましょう!

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