3/21、14:53の方

 こんにちは、この度はメールありがとうございます!
 Twitterや別サイトも見てくださっていたとのことでしたが、こちらでのコメントを選んでいただき嬉しく思います。色々と場所を増やしてはきましたが、やはり此処が私の最終的な居場所なのだろうなという気がしているので……。
 改めまして、遊びに来てくださりありがとうございます! こうして此処でお話ができること、本当に嬉しいです。

 お祝いのお言葉も、とても嬉しかったです。本当にありがとうございます!
 コロナ禍のため、立ち合い出産もお見舞いも全て許されず、入院から丸1週間、ずっと1人だったものですから、ネット上で結ばれたご縁から頂戴するお言葉たちに、沢山救われてきました。

 お世話は勿論のこと、こどもにかかわる幾つかのことで既に家族とは口論が発生しており、私自身が産後で「気が立っている」「神経質になりすぎている」(というような指摘をお恥ずかしながら受けました……)こともあり、幸せいっぱいの家族生活、という順調な滑り出しには程遠いのですが、それでも、二人であったときとは比べ物にならない言葉数と時間とをかけて、話し合いを進められていることは幸いだなあと感じています。少しずつ、前へ進んでいけるといいなあと思っています。
 家族の出勤中、自宅にて一人で気ままに暮らしていいた頃と比べると、やはりあらゆることが変わってきました。生活リズムが大きく変わり睡眠時間がゴリゴリ削れているのは勿論ですが、その他の面でも、好んで聞いていた曲のほとんどを封印したり、両手を使った遊び……言ってしまえばゲームや書くことがほとんどできなくなったり、乳腺(現在母乳9割で育てています)が詰まってはいけないからと、こってりしたものを避けて食べたり、産後の貧血や会陰の痛みが治っても尚、赤ちゃんのお世話から手が離せないためにほとんど外に出られなかったり……。

 もう5年以上前の話ですが「躑躅」という連載の、17話、母になろうとするクリスさんの話を書いたことがありました。お恥ずかしながら、彼女の言葉に、当時はいつなれるとも、なれる機会が訪れるとも分からなかった母の理想の姿を書き写したりしていたんです。

「私は今までずっと私のために生きてきたけれど、これからはこの子のために生きるの」「この子に何もかもを奪われてしまうこと、全てを捧げて生きていくこと、とても楽しみなのよ」「だって私はもう一人で十分、生きたの」

 今の私が、彼女と同じだけの気持ちになれているかと問われれば……まだ、気ままに生きていた頃の気分を手放しきれず、ちょっと窮屈な、と言いますか、もどかしい思いをすることも少なからずあるのが現状です。それでも「いや、でもこれまで長い間、一人で好きにやらせてもらったものなあ」「十分すぎる程に『子供』を楽しんだんだから、もういいかな」と思えるようになってきました。
 ただ、そうした気持ちさえ、穏やかに眠っているこどもの顔とか、ふいに見せてくれる生理的微笑とか、そうしたこどもからの贈り物をきっかけとして湧き上がることがほとんどで、不甲斐なくとも未熟でも、心理的構造としては私もすっかり母になっているのかもしれないと、感じることが増えつつある毎日です。

「1人で抱えすぎないでください」と言ってくださり、ありがとうございます。
 今の私にはこどもがいてくれますし、4月いっぱいは実家で両親の力を借りながら子育てができる状況なので、まだ心に余裕がある……状態なのだと思います。
 自宅に戻ってからの生活について不安は尽きませんが、書くことで、あるいはこれまでの主人公たちを思い出すことで、支えとすることができるかもしれない……と、今後のことについても少し前向きに捉えられるようになりました。
 彼女たちは、躑躅のクリスさんを覗いて「こども」ばかりです。私がもう戻ることのできない姿が、私の言葉で物語の中に縫い留められ、生きています。どの物語を読み返しても、書いた当時のこと、その時の主人公たちの気持ちが、はっきりと思い起こされます。そうしたものに今の、「こども」ではなくなった私が支えられるなら……こんなに嬉しく面白いことはありませんよね。

 長く運営することの叶った当サイト、此処で結べた数多くのご縁も、不妊治療時代から長く、本当に長く私を助けてくださっていました。多くの方に見守っていただけたことを有難く思うと同時に、学生時代に比べると少ない数ではありますが、剣盾やnewポケモンスナップ、アルセウスなどの世界をお借りして物語を紡ぎ続けて来られたことに関しても、私にできる形で、遊びに来てくださった方に少しでもお返しができていたのかなと嬉しい気持ちになれています。勿論、そうして紡いだ物語たちが今後、私自身の支えになってくれるであろうことも踏まえて、やはり……「書いててよかった」と思わずにはいられません。
 これらについて【今まで生きてきた形があなたを支えてくれる】という書き方をしてくださっていましたね。10年以上前から「私が楽しいから書く!」というだけで、特に当時人気でもなかったアクロマさんやゲーチスさんを中心に、好き放題書き続けていただけのサイトでしたが、それが単なる「私が楽しいだけの趣味」に終わることなく、こうして私自身の支えとなるだけの質量と温度をもって続けて来られたのは、私の「書きたい! 楽しい!」を共有してくださる、貴方さまをはじめとする訪問者様がいてくださったからです。皆様と結べたご縁があったからです。そのことを忘れず、これからも生きていけるといいなと思いますし、書くことについてもできる範囲で、続けていけたらと考えています。

 子供時代のエピソードも、複数聞かせてくださりありがとうございます。
 母や父がいくら注意していても、子供は親の肌を手を、目を、離れていくものなので、その先で負う傷について、全てから守り切ることはそうできるものではありませんよね。お母さんがお見舞いに来てくれることで、愛されていることを実感できたというお話、とてもほっこりしました。どのようなトラブルが訪れるかは分かりませんが、そのような中でも丁寧にこどもと関わり続けることで、感じてもらえる愛情、学んでもらえることが数多くあるのだと、そうした気付きにとても励まされました。ありがとうございます!
 熱中症や月経のお話については、やはり知識としてこうするべきということをある程度共有しておかないと思わぬところで体を壊すものだということ、ただそうしたトラブルを経て危機感や学習の重要性を実感していくことになるのかなと、考えさせられました。
 私は母が看護師であったこともあり、健康管理については口酸っぱく言われてきたのですが、携帯電話を利用した詐欺の連絡に危うく引っ掛かりそうになったことがありまして……お金のことや情報のこと、詐欺から身を守る術などについて、家族内でついぞ話し合ったことがなく、私自身も興味をもって調べてこなかったことが仇となりました。小さいころのみならず、大きくなってからも夕食の席などで、学校生活で取りこぼされがちな些末な話題を共有できるような関係を、根気よく作り上げていけたらな、と思っています。ちょっと……気が早い話ですかね?

 一度書いてくださった文章が途中で消えてしまっていたとのことで……それでもこうしてメッセージを書き上げてくださったおかげで、こうして貴方さまのお言葉に沢山、触れることができました。久しぶりにいろんなお話ができて、とても楽しかったです。
 お名前はありませんでしたが、以前にも私とこうしておはなしくださっていたのかな、という気持ちで今回、お返事を書かせていただきました。数年来のおともだちと話をさせてもらっているような感覚でした。少しの間、私を「こども」に戻してくださり、ありがとうございます。
 お世話の合間に少しずつ書き足していたお返事なので、ちょっと文章におかしなところや誤字などがあるかもしれないのですが、お手すきの折に、のんびりお読みいただければ幸いです。
(最後の「返信は大丈夫です」を読み落としておりまして、最初からお返事する気満々で長文を連ねてしまいました……読んでくださりありがとうございます)

 ままならないご時世ではありますが、お互い、楽しいことを取り入れつつ、一人で抱えすぎず、元気に生きていけるといいですね。
 改めまして、この度は本当にありがとうございました! 私は此処で待つことしかできない身ですが、またおはなしできる日を楽しみにしています。きっとまた、お会いしましょうね。

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