でも今日は8時過ぎまで診察室開けてくれて薬局も開けてもらってお薬もらってまた病院に舞い戻って申請書類を受け取るまで玄関で看護師さんが待っていてくれたね、本当にね、なんかね、いやあの方々はそれがお仕事だった分かっているんだけどね、泣きそうになったよね。だってこんなさ、暑い中残業までしてさ、早く閉めたいだろうな私の診察終了まで待ってくださってさ、薬局から申請書類持ち帰るまで更に待ってくださってさ、しかも患者である私はこんな心地で治療に来ているってのにさ、懇切丁寧に色々してくださってさ……なんかもう……ごめんなさい……遅くまでお疲れ様でしたってそれはこっちの台詞なんだよなぁーこんちくしょー! ありがとうございました、遅くまでお世話になりました、としか言えなかったよもう無理だったよ!
……ただ1週間前ならこんなことがあっても「うるせー!!」ってアズール・アーシェングロットの如くぎゃん泣きで(泣いてない)跳ね飛ばしていたと思うので、これを心苦しく思ってお礼の言葉を絞り出せるようになったということはすなわち、まぁ少しずつではあるけれども正気を取り戻しているのかもしれない。そうですよねもう注射も服薬もやめて丁度今日で1週間だものねそりゃあ落ち着いてくるよねそうだよね。ああでもあんなものに振り回されてばかりなのほんまなんかもう……もう……。
そういう訳で今なら大丈夫かなと思って「マーキュリーロード」をちょっとだけ読んだんですよ。やっぱあかんかったわ。
……いや、選択を誤ったか? やっぱ「やさしくありませんように」から入るべきだったか?
いやいや待て待てなんでそんな古いのに行くんだ。最新作の/600を読むという選択肢が端からなかったことに今こうして書きながら気付いてちょっと笑ってしまったぞ。ユウリ、ユウリお前これだから……せやな所詮はセイボリーとユウリは夢物語だったのだよな……現実にしてやるくらいの気概で書いていたはずなんだが……まぁいっか。