こんにちは、夜那さん。遊びに来てくださりありがとうございます!
少し長めにお返事の時間頂戴してしまいました、申し訳ありません。
さて、たいへん遅くなってしまいましたが「或る命題」改め「或る証明」が完成いたしました。もっとコンパクトにすっきり書き上げるつもりだったのですが想定の倍くらいの量になってしまい後半冷や汗書きっぱなしだったことを此処に告白します。読みにくいところなどあるかもしれませんが、一応「私の考えるヴィル・シェーンハイトの美と愛」について、一文字の未練もなく書き残すことができています。夜那さんの思う彼とは少し細部が異なるかもしれませんが、彼におけるひとつの可能性としてお楽しみいただけると嬉しく思います。改めましてハッピーバースデー! そして繰り返しになりますが、テストお疲れさまでした。
体調へのお気遣いもありがとうございます。例のごとく嫌いなものを単位とするなら今日は23「どこからでも切れます」くらいでしょうか。時折ぴりっと走る腹痛に悩まされているくらいのもので概ね元気にやれております。
感染症流行下において、収入源に打撃を与えられた我々社会人は勿論ですが、普通の学校生活をまともに送ることができなくなった学生の皆さんにとっても、去年は「まともでいられる方がすごい」ような、厳しい時間だったのだと思います。私の場合はそれとは全く別のところでドロドロになっておりましたがそれはさておき!
友人さんの状態も心配ですよね。ただ厳しい話ですが、自分が自分一人で立っていられる状況でない場合は、誰かを支えようと必要以上に思わない方が上手くいくこともあります。共倒れ、は何よりも避けるべきですから……。ただ去年の私を相手にしてくださっている最中でも夜那さんとっても健康的でいらしたので、余計なお世話だったかもしれませんね、いや失敬!
そして泥梨! 泥梨読んでいただけたのですか! ありがとうございます!
泥梨という宗教単語がシャレにならないくらいドロッドロのバッドエンドもどきでしたね……。今回の件で分厚い糸で繋がることの叶ったケイトとトレイに対し、愛していたにもかかわらず糸を切らざるを得なかった監督生の、真面目で誠実で融通の利かない面が読む方を不快にさせないかと少々不安ではありましたが、好意的に見ていただけたこと、とても嬉しく思います。トレイとケイトの友情に関しては私の「こうあってほしい」という祈りをこれでもかと詰め込んだ形になってしまっているので、原作から読み取れる二人の有様よりは少々距離が近くなっている……かもしれませんね。
書く予定のなかったケイトを何故いきなり取り上げたのか、については「2月の駅の歌」という、きさらぎ駅のお話をモデルにしたと思しき曲から着想を得た、というのが、きっかけの部分ですね。
これまで監督生を対象にしたお話を4本書きましたが、そのいずれにおいても「監督生は最後に必ず元の世界へ帰る、あるいは帰りたいという意思を強く持って生きている」ということを大前提としています。だから当然、誰との組み合わせにおいても将来的には別れが控えている。相手の反応に関しては、その時を想定して引き留めようとしたり、黙って共に苦しんでみたり、笑顔で送り出せることができたり、と、様々だとは思うのですが、では「ツイステの世界を捨てて監督生と一緒に行く」ということを選べる人物がいるとすれば、誰だろうと考えたとき、真っ先に「やあ」と顔を出してきたのがケイトだった……というのが泥梨執筆の経緯でした。結果としてその願いは叶いませんでしたが、一緒に生きたいと願う人物の心持ちを、大好きなトレイの視点で書けたことについてはたいへん満足しております。
……いや待って、語りが……語りが長い……くどい! たいへん失礼しました!
死に対するお話の続きもありがとうございます。【「人は人生で一度だけ人を殺す権利がある」】そして【その権利を普通の人は自分を殺すため(つまり寿命が尽きるなど)に使う】……びっくりするくらい綺麗な論理で心に染み入りました。懸命に生き切った後の寿命、DNAによる幕引きは人に一度だけ与えられた「殺す権利」である。いつもいつでもそんな風に考えて自らの命に対して誇り高くいられたならどんなにか素敵だろう、とは思うのですが……い、いやそうですね、そんな風に思っていられるよう努めていきたいですね。
あと「ご冥福をお祈りします」については、その……うーんちょっと説明しづらいのですが、おそらくこの言葉、テレビやついったでお見掛けするような著名人の方でなければ、大抵の場合は遺族の方に直接、葬列した方が掛ける言葉ですよね。大切な人を失った遺族の方はいわゆるショック状態にあることがほとんどで、そんな時に葬列者一人一人から、しかも忙しい葬式のときに、亡くなった方への想いとか思い出話とかを懇切丁寧に語られても、逆に困ってしまうのです。他者のショックまで受け止めてあげられるだけの心の余裕はまだ、喪主さんにはありません。だから最低限の礼儀として、心苦しくそして悲しく思っているということを、葬儀の場で迷惑にならないよう簡潔に伝えるための挨拶として「ご冥福をお祈りします」と言うしかない……というように私は考えていました。
とまあ、最近葬儀を経験してきたのでこのようなことを言っていますが、ついったで並べられる「ご冥福をお祈りします」には表情や声色が乗ってこないので、確かに「とりあえずこれだけは言っておこう」というような気軽さで使っておられる方も……いないとは言い切れないのかもしれませんね。乱用、と感じてしまう場合もあるのかも……。勿論これら全て私が勝手に思っているだけですのでね、「ふーんそっか」程度に流していただければ幸いにございます!
ツイステ4章クリアめでたい、本当にめでたい! どうでしたかジャミルの強さは。私は以前申し上げた通り14回ドッカーンされって15回目でようやくクリアしたのですがねふふふ。実際にあの顛末を見届けてくださった方と、あの苦戦と、そしてその後の釈然としない感じを共有できて嬉しく思います。
あと5章、ミヅキについて【彼とは違う形で美しかった】と言っていただけたことに、まるで我が事のように喜んでしまいました。よかったねミヅキ本当に。
5章の個人的見どころを挙げるとするならば、初っ端クルーウェル先生の「そんなバッドボーイども」というところのリズムの良さと、VDC当日に突如として再登場するRSAの彼でしょうか。リドルが彼に注意するときの「脅かしてはいけないよ!」の声にたっぷり乗った情が味わい深くてたいへん好きです。夜那さんのぺースでじっくり楽しんでいってくださいね。
あと約ネバのエマがレイに対して「線引き」をものすごい剣幕で咎めたシーンについてですが、夜那さんのご指摘通り、エマはレイとノーマンに対しては確かにこうして特別な振る舞いをしますね。何かを差し出すだけではなく求める姿勢を取っているようにも見えます。ざっくりまとめれば「諦めないで」「私と一緒に戦って」ということなのかもしれませんが、全てを救う姿勢を貫きながらそれでも共に手を伸べる相手はやっぱりノーマンとレイがいい、という情くらいは……少年漫画のヒーロー(ヒロイン)にだってあってもいいですよね。そういう機械的な正義ではない面も約ネバ、好ましく思われます。
長くなってしまいましたが、書き足りないところはまたお喋りで補完させてくださいね。
ありがとうございました。またお会いしましょう!