自分に対してはいくらでも不実であって構わないし、どんな暴言を吐いても許されるし、どこまで捻くれたとしてもストッパーがないからどんどん落ちぶれていけるけれど、こうして生きた方、出会えた大事な方とお喋りする機会を頂戴すると、ちゃんと最低限の誠意と丁寧な言葉と真っ直ぐな姿勢を持とうと意識が向かうから、こう……薬漬けにされた私の魂が対話により是正されていく感じがして……いやお返事を待たせている身で何言ってんだこいつって感じなんですけれども……でも、生きているお相手に向けた言葉を綴る時間というのは何にも代えがたいものでした。ありがとうございました。
やはり言葉を尽くすことはギリギリまで手放すべきではなかった。何を捨ててもこれだけは手放すべきではなかった。でもそれさえできなかった時間が怠慢だったかと言われればそんなこともないような気がしています。どう考えてもあの心理状態でキーを叩けばそれこそ不実で捻くれた暴言ばかりが飛び出してくるのが目に見えていた、ので……ちょっと時間置かせていただきましたユルシテ
「書けていれば大丈夫」とこれまでずっと思っていたのですがどうもそれだけではいけないようで、自分本位な不実ワードばかり散りばめてあーすっきりした、とかなっているだけじゃ何の意味もなかったんだなあと再認識した次第。ただまあ吐き出さないよりはずっとマシだった。暴言さえ吐けないよりは、何かしらの形で出力ができた方がいいに決まっている。でもそれは「大丈夫」な状態ではなかった。そんなものを書けたところで私の何も救われるはずがなかった。綺麗事でも理想論でも夢物語でも、私は愛したあの世界が「ある」と思っていたいし好きになった人物の中には多かれ少なかれ必ず「善性」があると信じていたいしこんな私に声を掛けてくださった全ての人の「勇気」に報いられるよう文字で言葉で努め続けていたいと、そういう心持ちでキーを叩けて、初めて「書いている」と言えるのだと分かった。
いやぁそっか……書けていなかったんだな私……。次々に死んでいく女の子の妄想でわっしょいしていたあれはまったくもって書いているとは言えなかったんだな……。やはりちゃんと書くべきだったんだ。ちゃんと生きるべきだったんだ。あれっでもそれじゃあだいぶ前に吐き出したジャミル・バイパーとかトレイさんとかのあれやこれは全部ボツか? いや待て落ち着け大丈夫まだ慌てるときじゃない、アズール・アーシェングロットのあれも最初は死ぬ予定だったけれど結局そんなことせずに普通に生まれ変わるだけで済んだじゃないか何の問題もないちょっと修正すればいいだけだ。問題ないね、ちょっとの修正、終盤の是正、ただそれだけで生きていかれる。物語ってそういうちょろいところある。夢物語だからさ所詮。でもその夢の為に私は魂削って書くよ重たくて深い想いを真剣な心持ちで書くよそういうものだろうそうだと信じているよ私は10年前からきっとずっとそうだったよ。はいちょっと興奮しすぎて心臓痛くなってきた落ち着け!