物騒ツイステネタめも

(みんな男性化か男装)

・「信頼? そりゃ違うな、怠惰なだけさ! 相手のすることにいちいち角を立てたり悲しんだりもどかしく思ったりするの、もう懲り懲りなんだ。疲れちまったんだよ僕は」(ケイト・ダイヤモンド)

・「私は節度を守れる人間だよ。弁えている。ちゃんと分かっている。でも君達は分からないだろう。なまじ強靭であるからして、変わることなど、組み替えられることなど恐ろしくもなんともないのだろう。それじゃあ困る。私が困る。私は君達に、変わらないままでいてほしいのだからね。要するに入りたくないんだよ、君達の中には。ただ見ていたいだけなんだ。3人と1本でいいんだよ。決して『4人』になりたい訳ではなくて、ね?」(アズール・アーシェングロット)

・「あなたのその、死の際でスキップをする姿勢はフロイドに似ています」「いやいや冗談はその触覚だけにしてくれよジェイド・リーチ。君の相棒がただの一度でも死にたがったことがあったかい? なかったろう? 君がいるのに死ねるはずがない。死を恐れぬ姿勢は不気味だけれど、彼は間違いなく君と生きたがっているよ」「おやおや、その言い方はよろしくありませんね。それではまるであなたが、死を恐れていて、『君』がいないから簡単に死んでしまえるような、『君』と共に死にたくて堪らなかった存在であるように聞こえますよ」「ショックザハート要らずの分かりやすい雑魚で助かったろう? 概ねその通りだ。でもそうだね、ある意味自分は彼に似ているのかもしれない。此処には『君』がいないから、『君』のいるところへ行くんだよ」「……あなたの学園生活は、まだあと3年と9か月も残っているというのに?」「君は、彼が、あるいは君が、相棒なしで3か月以上を生きていかれると本気で思っているのかい、ジェイド・リーチ」

▼以下、私の妄想の中にしかない「花と虫の国」を出身とする、人に擬態する怪物たちの話。アリスに出てきた歌うパンジーとか、バグ〇・ラ〇フに出てくる勇敢で愉快な昆虫たちの存在、これらが「ツイステ界に彼等がいてもおかしくない」と思わしめたのだけれどこんなのはぜーんぶ妄想、よくあるやつだ気にすんな!

・「僕のキノコに何をするんですか!」「お前のって証拠が何処にあるんだよバーカ! そんなに盗られたくないのなら名前でも書いとけ! このノロマ! こんなのはな、先に食ったもん勝ちなんだよ!」(菌類に寄生して生きるタイプの銀竜草(別名:ユウレイタケ)と菌類を愛するジェイド・リーチはこれ一生相容れない)

・「私が花に見えていたのなら幸いだ。狩られる側に擬態するのは得意でね。でも生憎、魚を食べる趣味はないんだ。お引き取り願えるかなフロイド・リーチ」「あはっ、なあんだ。折角海に持って帰れる花を見つけたと思ったのに、つまんね。もういいよお前今からでもいいから花になれよ。締めても花びらが散らないんならいっそ好都合じゃね? うん、きっとそうだ」(「ウミヒルモちゃん」と称して目つきの鋭い小柄な新入生を可愛がっていたフロイドは、目の当たりにしたハナカマキリの荒々しい生き様にちょっとばかしびっくりする)

・「君は流れのことを波と呼ぶけれど、私は流れを『風』と見ているよ。人魚は海へ、風媒花は空へ。道理だろう? 抗う必要なんてないさ」「既に海から陸へと上がった僕と、空から土へと降り立った貴方の間に、今更そんな『道理』が必要ですか?」「あっはは確かに! 確かにそうだ! 私達は歩み寄ることができたね。でも此処からは? タコは空を飛べないし、花は海で咲くことなんかできないよ。それでも君はこんな中途半端な陸の上に私を縫い付けるのかい。私を故郷に帰さぬまま、君も故郷に帰れぬまま、そんな関係は不毛だ」「……そこまで言い切れる程に、貴方にとって陸の学園生活とは退屈なものでしたか」「いやそうじゃない。とても楽しいよ。だから楽しみ尽くすに限る。恋とはその楽しみの邪魔をするものだよ。私はこの素晴らしい学園生活を、君に食い尽くされたくはないんだ」「僕は一方的な搾取など望みませんよ。悔しいなら貴方も奪い返せばいいんだ、僕が貴方にするように」「……君は妙なところで頭が悪いんだね。私のような存在に、君を食い破れるだけの『歯』が存在するとでも? 私が持っているのは、太陽を喜びちっぽけな影を作るばかりの、愚図でノロマな『葉』だけだよ、アズール・アーシェングロット」(タンポポにしようかとも思ったけれど既にムシュータンポポがいるからそれ以外の何か別の植物にしようとしている、……ヤマトグサ、とかでもいいかもしれん)

・「海に行かなきゃいけないんだ。連れて行ってくれる?」「……死ぬと分かっている生き物を誰が好き好んで案内するものですか。僕は引き受けませんよ、そんなこと」「あのね、ご長寿な人魚様はご存じないかもしれないけれど我々には時間がないんだ。さっさと咲いて、役目を終えなければ無駄死にするだけだ。折角、喋れる体を得たんだから、咲く場所だってこの口で希望してしまいたい。そうと思うのは……どう? 間違っている?」「だから! 人の形を取ってまでそんな風習に従う必要はないと言っているんですよ!」「いや、だってこれはただの魔法だよ? そう見せているだけ、そう化けているだけ。いずれ我々は花に戻る。君がいずれ八本脚に戻るのと同じようにね」「……」「咲いて散るのが花というものだ。それを人魚様の感性で憐れむのは勝手だが、それならついでに寮長様の慈悲とやらも下さらないか。私は、惚れた相手の故郷で死にたい」(小さな白いメンダコのような可愛い花を海面に咲かせる水媒花:ウミショウブは珊瑚の海を死地に定める)

(以下、適当な構想ねるねるねるね)
・虫の場合は明確に雌雄があるけれど花の場合は本当に、こう……男性化とかじゃなくて「雌雄同体」とか「性別がない」とかでもいいかもしれん。もうこうなってくると花とかじゃなくて妖精の域だけれどそれでもディアソムニアのお世話になりたくはないんだよなあ! 花はポムフィオーレに、虫は全てハーツラビュルかサバナクローに入れたいんだよなあ! あの寮は本当に全く手を付けない状態のまま置いておきたいんだよなあ! イグニハイドにはどんどん深入りしていきたいのになあなんでかなあ
・人魚の寿命がどんなもんかは知らんが花と虫の寿命がそれより長いなんてことがあるはずもなく、下手すりゃ在学4年を終えればすぐに死なんてこともあるワケで、というかそこいらの花が4年も生きれば上等じゃないか、そんなに長く咲く花なんてありえんだろう、ハーバリウムじゃあるまいし
・命の巡りが早いから命の価値もすこぶる軽い。その感覚で人魚や人間を殺しちゃいかんというのは分かっているけれど、虫や花は簡単に同族へと手を掛ける。昨日まで一緒に授業を受けていたカマキリの腕が一本無くなっているなんてことザラにある。修羅だ……修羅の国だ。
・フロイドとは別の意味で「モノに価値を見出していない」ような気がする。所有、というのはこと花に関して言うなら人間体でいるときしか味わえない至福であるけれど、それにこだわりすぎると花としてのアイデンティティを欠くような気がするのであまりモノは持たない。持ちたがらない。だからこそこいつらがモストロVIPルームにやってくるとオクタヴィネル寮の連中は「ひぇ」ってなる。こいつらは自分や周りの奴らの「命」をガチの担保にして、アズール・アーシェングロットにしか叶えられそうにないような、とんでもないことを望んでくるから。
・「挿し木」の概念があるので左右で目の色どころか髪の色や耳の形が違うなんてこともある。右手と左手の長さが違うことさえある。おかしい。この分離を求めてVIPルームにやって来るタイプのあれをいつか書きたい。担保何がいいかな。

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