こんにちは短歌師匠! ……違った、こんにちは翠子さん。遊びに来てくださりありがとうございます。
お忙しい中こちらにまで足を運んでくださり恐悦至極でございます。そんでもってふふふ、翠子さんにあちらを見ていただけるなんて!
/600のアクアティック・メヌエットは、セイボリーの「魂の清さ」に惚れ込んだ痴れ者による夢幻の産物です。元々はラブコメ要素を多く盛り込むことを想定して書き始めていたのですが、いつの間にか「いつもの」話になってしまっていて、やはり書き方の癖からは逃れられないのだなと知りました。3-1くらいまではあくまでも短編、ないし三部作程度、を想定して書いており、序盤の「大論判三部作」では翠子さんにご紹介いただいた「CRITICAL ERROR」をBGMとしてお借りしたりもしていたんですよね。あれが1か月前のことだなんてにわかには……そうでした本日で鎧の孤島配信から1か月が経過したのでした、信じられん……。
「久遠かな 狂った針の 隙間より 花照る赤と 共に散れども」
こちらの短歌に該当する三部作ですが、実は上の句1本と下の句2本において、それぞれ別の方から頂いたアイデアで書かせていただいたものです。「セイボリーに浮かせてほしい、動かしてほしいもの」というのを話題に出したところ、お二方より「道場中の時計を狂わせるセイボリー」「自分自身を浮かせるセイボリー」を頂戴したのですよね。前者が「久遠かな、狂った針の隙間より」に、後者が「花照る赤と」「共に散れども」に該当します。異なるお二方のお題で書かせていただきそれをひとまとめにするという点において「連歌」とも呼べそうかなと考えたりもしたのですが、連歌というからには更にもう一句くらい続かなきゃならんだろうと断念し「短歌三部作」とさせていただいた……という経緯がございました。
【一瞬と永遠が交差する美しい歌】と師匠に評していただけたことによるニヤニヤがしばらく止まりませんでした。「過ぎる一瞬を永遠にする」人物としてどこぞの誠実お化けが思い出されますが、この二人も二代目誠実お化けコンビとして雨袱紗に名を馳せていくことになると思われます。彼がシールド限定の人物であるのが本当に悔やまれるところ……ですがこのご縁を手放すことなく、書けるところまで書き続けていきたい所存です。
あとこちらが本題ということでしたが、【鏡】! 鏡と来ましたか! 【透明で神秘的で深く重たいもの】【覗いたものをありのままに映す・真っ直ぐに跳ね返す】【清らかな】……そしてとどめの「ミラーコート」ですよ。これはちょっと……使わせていただかざるを得ない! ありがとうございます。本当にありがとうございます。というかこのように素晴らしいものを私が使ってしまっていいのでしょうか、いや本当に凄すぎる!
セイボリーもユウリも「揃いの形を取りたがる」傾向にあり、また終盤ではユウリが彼の笑い方を鏡映しに真似るシーンがあったりと、既に完結している/600にさえ強烈な親和性のある例えでした。リーグカードで己の過去やほの暗い部分について隠すことなく赤裸々に開示してきた彼、その鏡のような目に捕らえられたユウリが己の欠落や不適正を暴かれていく、ないし自ら開示していくことになるのは必至だったようにも思えてきます。
いやそれにしてもすごいとしか言いようがない。メッセージを送るための【口実】のレベルが高すぎて眼鏡が曇りました。本当にありがとうございます。
大事な課題の提出を控えておられる中、こうして足を運んでくださり本当に嬉しく思います。こちらのスタンス、希望としてはこれまでと同じです。翠子さんの大事なお時間を無理に頂くことはしたくありません。数か月や半年に一度でもいいので、前回のようにいろんなお話をできる機会を頂戴できれば、それだけで本当に十分すぎる程です。頑張って毎日を生きておられる翠子さんの頭の隅っこで、数か月に1回くらいの頻度でいいので、雨袱紗が、彼女達が、稀に私自身が「やあ」と顔を出すような、それくらいの存在で在り続けたいと思っています。
でもそれはそれとしてワタクシ師匠であり名探偵であり私とは違うモットスゴイナニカである翠子さんのファンであるからして、お声を掛けられたらそれはそれは喜んでしまうのですけれどもね! 今回の【口実】だってそれはそれは嬉しかったのですがそういうのなくたって「やあ」と来てくださるだけでもすこぶる嬉しいのであるからして、ええ、いつもありがとうございます! うれしい!
……コホン。
え、えっと大変な時世ではございますが、お互い元気に過ごしていけるといいですね。お体に気を付けて、ご自愛ください。課題も、応援しております。
では、ありがとうございました。またお会いしましょう!