キバナさんにSNSの使い方を教わる短編があったような

 あれ、当初は連載化するつもりで書いていたので、途中の二人の変遷などが本当にざっくりしか書かれていなかったと思うんですよね。

 SNS、要するについったですけれども、チャンピオンになってからのユウリがいきなりあの世界に招待されたらどうなってしまうのか。そんでもってキバナさんは、永遠のライバルであったはずのダンデさんを負かしてチャンピオンに成り代わったこの女の子に対して、どういう意図をもってSNSを紹介し、どういう意図でその使い方を懇切丁寧に説明などしているのか。彼はこの、ネット世界に悉く無知である女の子を何処へ導こうとしているのか。そしてユウリは自らの手を引く彼の大きすぎる背中に何を見るのか。……とかいうことをだな、7話くらいかけてだな、書いてみたいなと思ったりした時期もあったのだけれどな……。
 やっぱりキバナさんは難しいよ。だって彼、本当にかっこいい。本当にいい人だ。そして、それ以上の捻りを私の頭では何も思い付くことができない。いや、捻らせることができない、が正しいかもしれませんね。捻らせてしまえばそれはあの、巷で大人気の超絶イケメンなキバナさんではなく、もっと別の、ひどく醜い誰かさんになってしまうような気がしたんです。
 それはやっぱり、いけないことだ。もう二度としてはいけないことだ。そんな気がします。

 そんな訳でやっぱり明日も元気に1セイボリー!(これが言いたかっただけかもしれないので上の話は冗談半分のお気持ちで、どうぞ)

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