影響を受けやすいユウリ

 CCCを経たユウリはネズさんの、ちょっと乱暴な言葉遣いを真似るようになるかもしれませんね。最終話での「クソみたいな内容の××であることは分かりましたよ」とか、既に独白でも引用しているので今後積極的に使っていくことになるんじゃなかろうかと思います。あとおまけで書いたミレニアム・ファンタジー・ラブにおいても「好きじゃないんだ、貴方のことが」とか言ってしまっている。これは「好き」という概念を我が物にしかけているため、その反対にありそうな「嫌い」を確信をもって言語化できているというまあ成長の表れでもあるのですが、「てめえのことが嫌いなんですよ」っていうのはネズさんがめちゃめちゃ言いそうなので、それを横で見て、真似るようになったのかもしれませんね。ネズさんとエネコのW師匠が今日もユウリを鍛えていくぜ。
 完全に心を許した相手からの影響をめちゃめちゃ受けやすい気質があることを前提に考えると、すなわちだね、SBを経たユウリはセイボリーのセイボリー語を真似るようになるかもしれないということなんですよね。あれが二人に増えるとかもうあかんやろこのガラル。
 ビート相手では特に何も変わらないと思っていますが、でもCCCで彼のことを「愛しい悪友」としているところからして、ビートの「ピンク」(要するに、真っ直ぐではあるが捻くれている)という内面性に影響された単語選びをしているとも取れそうです。あと、実は正規ルートに置く予定のビート連載のユウリが一番「荒れる」んですよね。これはビートの激情が本編の流れにおいてあまりにも強すぎた、かつ境遇の落差が激しすぎたことに起因するものかもしれません。冷徹には冷徹を、激情には激情を。同じだけのものを返すのが誠意だとでもこのユウリは本気で思っているのかも。……おっと、まだ原作沿いを書いてすらいないのに私は何を言っているんだ……?

 あと、これは連載の形にする予定のないものですが、もしキバナさんと仲良くなれたらユウリもきっとスタジアムにスマホを持ち出してくるはず……。うーん、やっぱりやめよう、ユウリには似合わない。

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