「何故それほどまでに死にたがっているんですか」という問いについての第一声が「忘れられないことがある」っていうのがほんまに好きで……。
でもアンドロイドにとって「忘れない」ってのは至極まっとうなことだから、コナーに「忘れられないことがある」という辛さが伝わるはずがないんですよねこの段階では。
「何しようと頭から離れずに燻ってんだ。だが一思いに死ぬ勇気すらねえから、毎日痛め付けてんだよ。どうせお前には理解できねえだろうがな。こいつは理屈じゃねえんだ」
そうなんだよDBHにはこんなにも魅力的な人物がいる……緩慢な自殺を怠惰に働き「連れて行ってくれ」と祈り続けている人物が……。