いやっふぅお仕事ありがとうございます!

この!  コロナウイルスの大変な時期に!  ありがとうございます!
正直言って今月はもう訪問支援全滅かと危惧しておりました。

ということで暖房の効いた快適な室内に案内されたものの、開始までかなり時間があるのでまたしても妄想にニヤニヤしている訳ですフフフラダリ

・毎日違うお話を聞かせてあげられるのだと嬉しそうに話す育児アンドロイドの機能に憧れ、
シェリーの安眠のため9000個の童話を自らのメモリ
にインプットしようとするフラダリさんと、過度な子供扱いはしない方がいいと苦笑するシア

・お金がなきゃモーテルには泊まれないのよ、ズルをしてはいけないわ、とコトネに正しい道徳観を説くクリスお姉ちゃんの隣のカウンターでは、
ソーシャルモジュールのたまものであるはったりと交渉術を駆使して一泊40ドルのところ10ドルまで値切りしたユウリが、
ドン引きしているビートの視線にも構うことなくドヤァしており、
浮いた30ドルををコトネ達にこっそりとお裾分けして「君達も上手くやりたまえ」と通信機能で囁きかけている

・コンテナの上から監視用ドローンを停止させようとしてその機体に飛び移ったものの、破壊の仕方が分からず、
子供型アンドロイドの軽さ故に重量で地に落とすこともできず、ミヅキはドローンの上に乗ったまま施設内をぐるぐると巡回しており、
合流が遅いことを案じて駆け付けたグズマとプルメリは互いの口を手で塞ぎ笑いをけん制し合っている

・レッドアイス(違法薬物)を取り締まる側のアンドロイドとして派遣されたアクロマは、
けれども合法であるはずのウイスキーで緩慢に自殺していく相棒のことが許せず、法律で人間が救われるものかと機械にあるまじき「悲しみ」を覚え始める

・武器の所持や使用が認められていないアンドロイドのための合法武器として、コショウやスギ花粉粒子など多数のあれこれを大量に用意し、
「どれでもいいから一つだけ持っておきなさい」と告げるトウコにお礼を言いながら、相棒のNは嬉々として辛子溶解液を水鉄砲に詰め込む

・「開けろ!  デトロイト市警だ!」とビート宅を訪ねる度に叫ぶのを楽しみにしているというユウリに憧れて同じことをしようとドアの前に立つも、
ザオボー宅は自動ドアなので「開けろ!」と叫ぶ前に開いてしまい、落胆という新しい感情をまた一つ覚えてしまうミヅキ

・肌の機能を解除し露出されたプラスチックの表面を、ルザミーネは「雪より儚くLEDより眩しい、この世で最も愛すべき白」と表現して尊ぶが、
皮膚が剥がされていくようにも見えるその光景にトウコは毎回青ざめてしまい、けれどもそうした恐怖や気持ち悪さを伝えて傷付けたくはないと焦る

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