今読み返すとあれやな……第一章のミヅキがどんどん悪役面になっていく場面の方が面白いと感じてしまうな……。
「私、おかしいですか? もしかしたら、人を嫌う方がずっと幸せになれるんですか?」
「私は、私にしかできないことが欲しい!」
・私達は排斥される側なのだ。貴方はそんなことも分からないの?
「このアローラで生き残るにはどうすればいいか、私がママに教えてあげる」
「リーリエ、私、大好きな貴方の代わりができて本当に嬉しかった!」
「グズマさん、私は誰の代わりなの?」「私みたいなことを考えないでね」「だってそうしないと価値を貰えなかったんだもの。私は、排斥されるだけだったんだもの」
「貴方は壊れてなんかいないよ。出会った時からずっと、子供みたいで、怖がりで寂しがり屋で悲しそうで、そんな貴方のことが大好きだったよ」
「でも! 此処に来るのは私じゃなきゃいけなかったような気がするんです!」「貴方のために眠ります」
・私にスポットライトをくれるなら、舞台の真ん中に立たせてくれるなら、私はどんな努力だって、勇気だって、犠牲だって、惜しまない。
「貴方は一人じゃないから、ずっと私が此処にいるから、私、貴方とお揃いになるから」「私で最後にしてくださいね」
でもやっぱり第二章の怒涛のドヤァなザオボーさんを読んでいる時がいっちばんテンション上がるなあ。
「そんな彼女にこの写真を見せなさい。きっと幸せそうに笑ってくれるだろうから」
「相変わらず生き難い子だ。どうです、喉が渇きませんか?」「わたしを嫌いなさい、ミヅキ。君に必要なのはそういうものです」
「さあほら、わたしを恨みなさい、憎みなさい。水ならいくらでもあります。君は干上がったりしません。強くならずとも勇敢にならずとも、誰も君を責めたりしません」
「君が一番美しかった。君の笑顔は心からのものでした。わたしやビッケにはちゃんと分かっていましたよ」「喜びなさい、君は宝石だ。君は宝石になる価値のある人間だ」