主人公の瞳は紅茶の色

茶色と黒ってジャパンにはありがちな色なのですが、それ故に表現をどう区別しようかと、かなり悩むところです。
黒はまぁ、色々あるじゃん。漆黒、宵闇、墨、煤、烏、深海、等々……。
でも茶色って難しいんだなぁ。土の色とはしたくないけれど特に茶色で「うわぁ美しい」っていうものがないからさぁ。
だから強引に別の色を重ねてロマンチックに見せるしかないようなところあります。

コトネの場合は「琥珀」として、あの茶色の中に鮮やかなオレンジ……深く熱く明るい太陽の色を見ている訳です。
そして第8世代の主人公の場合は、イギリスにちなんで紅茶の紅色をその瞳にうすーく見ることになるような気が……しないでもない……かな?
シアの髪の色も茶色なんですけれども、あの表現もめちゃめちゃ悩みます。
サイコロ後編26話あたりでゲーチスさんが彼女の「殺がれた両翼」について言及するシーンがあったのですけれども、
あの時も「美しいブラウンの髪」とかなんだとかでぼかした記憶があるのできっと比喩対象を決定することを先延ばしにしたのだろうな当時の私はフフフラダリなんて奴だ!

© 2025 雨袱紗