6/18、イチさん

 こんにちは、イチさん。遊びに来てくださりありがとうございます。

 いよいよDLCが配信された! ということでセイボリーとクララのイベント、一気にクリアいたしました。セイボリーに関しては「紳士的な振る舞いを心がけつつ高圧的に振る舞いたいけれど悉く失敗するすっとこマジシャン説」を推していたのですが、概ねその通りであり、またそのすっとこぶりが私の想像していた以上にユニークで素敵なものだったので、すぐ大好きになってしまいました。何かしらの形で中編を一本書ければいいかなと思っています。
 あのながーい語りを読んでくださったのですね、お付き合いくださりありがとうございます! アーティさんは物語の中でゲーチスに突っかかっていったシーンが、ギーマさんはコインの例えの話が、それぞれ印象に残っていて、好ましく思っていました。ただ私が「女性主人公」を語り手としたものを書く質である以上、この二人を書く機会が10年経った今でも訪れていないというのは面白い話ですね(面白い……?)

 太宰治の~チート生活の多い生涯を送ってきました~、タイトルからして秀逸が過ぎますね。こういう、「んっふふふ」となれる言葉の並びをタイトルにさっと持って来られるのも才能の一つだと思っています。私にはとことん欠けているものなので、見習いたいですね。
 ああっちゃうねんちゃうんですイチさん! 本当に可愛らしかったらよかったのですが、私の笑い方は下品な部類(所謂「ゲラ笑い」)なので、基本的な表情も品に欠けるものであり、マスクで隠せるものならかくしてしまうに越したことはないんですよフフフラダリ 元々、目にキラッキラのアイシャドウなどを盛ることを苦手としているので、口と鼻回りを失うとほぼやることがないのですよね。社会人に必要なフェイスデザインを舐めているんじゃないかと言われても仕方ないくらいの無精です。とはいえ世間もマスクをしての仕事が当たり前になりつつあるため、そういった場合に求められる化粧の基本みたいなのがそろそろ出ていてもおかしくなさそうですよね。マニュアルめいたものが出てしまえばあとはそれに則ればいいだけなので楽なのですが(この考え方が既に無精を極めていますね)

 ついった、ご招待してくださりありがとうございます! 私は鍵垢ロム宣で本当に「見るだけ」となっているのでフォローを差し上げられないのが心苦しいところではあるのですが、交流相手の方とも出会えて楽しく書いていけそうとのことで、よかったです。
 普段から頂く文章の内容から、「きっとイチさんはものすごい上品な物語を作るに違いない」と思っていたので、その予想が微塵も違わぬ形で私の目に飛び込んできてくださったことに、いやっふーと叫びつつ小躍りしてしまいました。なんて綺麗なんだ……私の稚拙なあれやこれが恥ずかしくなるくらい、とても綺麗だ……。
 3ページ分ある中では、3ページ目の物語がお気に入りだったりします。ネロという人物の優しさと歪みがとてもよく分かる。【「あなたがかなしいから、かなしめと?」】【「俺が殺しましょうか」】など、賢者様へ好意を抱いていることが確実であるはずなのに、平気でこういうことを言う。でもネロさんは悪意からこういう言葉を選んでいる訳ではないんですよね。自らの感情と賢者への忠誠があまりにも真っ直ぐだから、このような形でしか言い表せないんですよね。そうした「品の良い不器用さ」に胸が熱くなりました。
 あと1ページ目の導入部分、とても綺麗ですね! 最初の約200文字で「魔法使いの約束」の世界がどういう空気のもとにあるものなのかということが、ゲームを全く遊んでいない私にも伝わってきます。この書き方は本当にその世界を愛していないとできないと個人的には思っているので、ああイチさんは本当に「魔法使いの約束」がお好きなんだなあと、にこにこしてしまいました。
 愛ある作品は総じて素晴らしいものです。技量が付いてきているものであれば、尚の事。素晴らしい物語を読ませていただきました。改めましてご招待、ありがとうございました!

 最近は、性別や人種による差別に関する議論がよくついった上でなされていますよね。
 人種の問題については、学んでこそいるものの「実感」を伴うものとしてはほとんど分かっていないというのが正直なところです。白人さんとも黒人さんとも日常的な関わりが全くなく、自らが黄色人種であることさえ自覚に欠けています。ただ、ああした歴史が今も深く根付いているという事実は目を逸らすことなくしっかり見ていこうと思っていますね。
 性別に関することは「私の実感」としては「もう、諦めるしかない」と思っているので詳細な記載は省かせていただきますね。
 NL、BL、GLなどの表記、CP表記に関する議論も少なからずお見掛けしたことがございます。私はそれらの概念について拘りがない人間なので確固たる意見を持てていません。それこそ検索用のタグとして最低限機能していればいいのでは、とぼんやりと思っている程度のものです。ですがニュアンスのちょっとした違いを重視される方も当然、いらっしゃいますよね。

 【そのキャラに何かを与えて受け止めてほしいという話】を【無意識の加害性】として認識したことはなかったので、イチさんのご解釈に少々驚いてしまいました。ただ「加害性」という言葉が鋭すぎるだけで、私もその「与えたい、受け止めてほしい」という欲にはある種の傲慢を感じずにはいられないところがあるため、言葉の選びの問題であるだけでその話に感じている思いとしてはイチさんのそれと私も大差ないような気がしています。
 ついったやピクシブで沢山の評価を受けている作品がどのようなものなのか、私も傾向を把握している訳ではないのであまり大きなことは言えないのですが、「自分が本当に書きたいもの」と「膨大な数の評価を貰えるもの」との間に、齟齬が全くない方こそがきっとあの場での執筆に向いているし、より幸せになれるのだと思います。「与えたい、受け止めてほしい」というのはとても分かりやすい恋の形であるために、読む側がきっと「すぐ幸せになれる」ものなのでしょう。膨大な数の作品が流れていくタイムライン上において、やはりそうした「すぐに得られる幸せ」という「つかみ」は大事であると考えます。評価が集まるのも、頷けますね。
 これは書く側の方が何に重きを置くかによっても異なってくるのですが、沢山の評価を受けたいという場合は自らの書きたいものを捻じ曲げてでも「評価されやすいものを書く」ことだってあるかもしれません。思ったような数の評価を得られない場合に【自分は劣る】と感じることだってあるでしょう。(私は! イチさんの書かれるあの上品でキラキラした世界が他の方々の何かしらに劣るなどとは微塵も! 思いませんけれども!)
 私はそうした評価の圧を数字によって受けるのが、いっそ恐怖と言ってしまっていいくらいに苦手なので、この界隈に書き手として踏み入るつもりは今のところありません。イチさんもどちらかといえばそうした評価の数字の波が苦手な方なのでは、と邪推していただけに、今回の【好きなの書くわ!!!】という最後のお言葉の力強さに、勝手ながらとても安心してしまいました。イチさんはその世界でも逞しく書いていける方なのですね。陰ながら、応援しております!

 と、此処まで書いた上でのお知らせとしては遅すぎるものになってしまいましたが、サイトデザインの変更に伴い、少し、文章の書き方を変えております。具体的には改行の数をぐっと減らし、段落一字開けという文章の基本をようやく取り入れました。スマホだとあまり変化を感じられないかもしれませんが、PCからご閲覧くださっている場合はびっくりされるかもしれませんね。
 今後はこのような形で、24、お返事、物語など書いていきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 では、ありがとうございました。またお会いしましょう!

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