6/3、イチさん

こんにちは、イチさん。遊びに来てくださりありがとうございます。
仕事へのお気遣いも嬉しく思います。
緊急事態宣言が解かれ、これまで止まっていたお仕事が一気に動き出し、今は少しバタバタしていますが、基本的に自宅を拠点としたフリーランスの身なのでまだ気楽ですね。

24に吐き出していた色々についてのご言及、読ませていただきました。
「普通」があるというのは別にいいんです。その言葉自体に嫌悪感はありません。
それは世間様のアベレージであり、そこから逸脱することにより生じる気後れとか心苦しさとか、そういうものは社会の秩序みたいなもののために役立ちそうですから。
ただ、普通が「当然」であり「幸福」であるという認識を押し付けてこられると、こちらは堪ったものじゃありませんよね。

人間失格の「世間が許さない」という友人の言葉に対して葉ちゃんが返した「世間というのは、君じゃないか」「世間じゃない。貴方が、許さないんでしょう」という反論。
これに「それは貴方にとっての当然でしょう」「世間の幸せでもない、私の幸せでもない。貴方だ、貴方が幸せになりたいだけでしょう」と、被せて、捲し立てたくなってしまう。
そうした遣る瀬無い激情に見舞われることが、ここ数日、何度もありました。

「歪」である私の、我々の形が容易に世間へと受け入れられるとは思っていませんが、ただ受け入れられないのならせめて「好きにさせてくれ」とは、思います。
でもそれは「世間が許さない」んですよね。具体的には相手のお母様とかお父様とかそのご兄弟様とかお姉様とか、更には私の両親さえも、許したりはしないんですよね。
当事者二人で考えるだけでも苦しすぎるのに、世間とかいうものが入ってくるともう正直、やっていられません。
ただ、やっていられるようにしなければ生き残れないことも知っているので、もう少し頑張ってみるつもりです。
弱音を吐いてしまって、すみません。聞いてくださり、ありがとうございます。

ああっそれと素麺味噌汁に興味を持ってくださりとても嬉しく思います!
私が好んで食べていたものはそこまで味の濃いものではなかったのですが、確かに甘口というよりは辛口の部類であったように思います。
ほら、ちょっと体に良さそうなプチラーメンを食べているみたいな感覚ですよ(私は何を言っているんだ)

私の顔面事情の話になってしまい恐縮なのですが、私はどちらかというと顔のパーツがごてごてしているというか、口がやや大きめであるように感じています。
なのでラメを付けるとくどく感じてしまうのかもしれませんね。
白く華やかに浮くものではなく、どちらかと言えばマットな、肌に沈んでいくような部類のやつをよく選びます。
一時期は目元に星が散っているようで楽しかったため、目の周りにだけラメ入りのあれを付けていたりしました。
今はそもそもマスクをせずに外に出ることがゴミ出しくらいしかありえないので、化粧は本当に、最小限で済ませていますね。

あっ! 小説も進んでおられるのですね。【書いていてとても楽しい】というのが一番ですよね。
Cold Caseのミレニアム・クレイジー・ラブを書いているときは、その後の展開に必須であるため先延ばしにできず、かといって全く筆も進まず、苦労させられました。
【悩みながら書いて、全く考えていなかったシーンがボーンして良い!ってなる瞬間】
どうしよう……心当たりがありすぎて「分かります」と首が取れそうな勢いで頷きつつ同意することしかできない!
そうなんですよね。こちらが頭を悩ませた分だけ納得のいくものに仕上がる、というのではなく、
いきなり「ほらほらこんなのどうですか」と展開の分岐が落下してくることの方が多いのが厄介なところであり、まあ、面白いところでもあります。

恋愛方面でのエンディングを向かえることは二人の愛情を「保証」するものであり、そう終わった方が読んでくださる方にとっては納得がいきやすいのだとは思うのですが、
私は、本編の重たく苦しいあれこれからいきなり華やかで明るい恋愛模様にシフトさせることに多少の苦手意識があるため、
恋愛めいたものを最後にちゃんと持って来られることは、稀ですね。

Cold Case更新分もお読みくださりありがとうございます。
「軽率にネタバレしてんとちゃうんぞ!」ってやつですね、24にも目を通してくださり嬉しく思います。
愛着・執着というものが、人を良くも悪くもエネルギッシュにすることをユウリは情報として理解しており、
いざそれらを持とうとしたときに、彼女の実感としては「悪い面」の方を強く拾い上げてしまったがために、
もっともらしい理由を付けて愛着を持つことを避けながらも、実際は「強い想いを持つことが怖い」という、
臆病なところの現れを第一の理由としてあのような振る舞いをせざるを得ませんでした。
チャンピオンという立場への駄々捏ねに起因する気持ちも、彼女にとっては「コントロール可能な、些末なもの」に過ぎないのでしょうね。

応援するカブさん、お気に召してくださりとても嬉しいです。
登場させないか、登場しても最後の最後に「カブさんにホウエン地方の観光スポットについて幾つか情報を得た」くらいの感じでしか書かないつもりだったのですが、
いざ丸々1話つかってたっぷり書いてしまうと「いやいいじゃないですかカブさんやっぱりいいじゃないですかよっしゃ書いてよかった」となってしまうのが不思議なところです。
Cold Case、もうすぐ完結です。
連載のトップページにもあるように、少々、「肩透かしな終わり方」をする可能性がありますが、もしよければ最後まで見届けていただけると嬉しく思います。

では、ありがとうございました。またお会いしましょう!

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