初めまして、椿子さん。管理人の葉月と申します。
特に珍しい名前ではないため、お知り合いに既に葉月さんがいらっしゃるようでしたら、苗字を付けて「藤 葉月」とご認識いただければ幸いです。
この度はサイトへのご訪問、そして温かいコメント、ありがとうございました。
最近は更新がこれまでに輪をかけてスローペースとなっており、そのため常連さん、と言いますか、長く交流させていただいた方とのみお喋りさせていただく日々でしたので、
唐突に頂けた新しい出会いや久しぶりが過ぎる自己紹介などに、少々、興奮しております。
不適切な文章や、歓喜が過ぎるが故の暴走が散見されるかもしれませんが、ご容赦ください。
マーキュリーロードとアクアティカの羽衣、何度も読み返してくださっているのですね。とても嬉しく思います。
それから主人公についてもミヅキとシェリーにご言及いただいたので、どっどどどうしましょうかね、2本並列で語るか、1本ずつ紐解くか……うーん……。
えっと、折角ですので当サイトにおける主人公の性質と、それを踏まえての2名と2本、およびご言及頂いた人物についてのお話をさせていただこうと思います。
少々、文章がくどくなってしまう癖があるので、お時間に余裕のあるときにざっくりと、大雑把に目を通していただければ幸いです。
ミヅキとシェリーに限らず、当サイトにいる主人公は、特定の感情や思想に関して「突き抜けた」状態の少女として書かせていただいています。
コトネの場合は「一人は寂しい」、トウコの場合は「本当に大切な人たちとだけ静かに生きていたい」、シアの場合は「不条理に屈したくない」等々……。
ただ、その突き抜けた想い、純度の高すぎる感情の顛末として現れ出る結果が、シェリーとミヅキの場合は常軌を逸しています。
シェリーの「私を嫌わないで」、ミヅキの「主人公(宝石)でいさせて」という想い、それ自体は誰が抱いてもおかしくないものではありますが、
その想いを突き抜けさせた結果、ミヅキもシェリーも方法こそ違いますが「眠る」に至っています。
そうした彼女たちを時に支え、肯定し、受け入れ、あるいは寄り添い、引っ張り上げたり、共に落ちたりさえできるような大人の姿として、
ルザミーネさん、パキラさん、グズマさん、ザオボーさんなどを、物語の中では意識して描写しておりました。
パキラさんはシェリーの痛みや弱さを肯定しつつ、時に力強く引っ張り上げることもできる素敵な女性であると考えています。
更に、ご言及くださったグズマさんも引っ張り上げる立場ではありますが、彼の場合はミヅキの感情に寄り添える素質の方が強く出ているように思います。
また、アクロマさんは主人公であるシアの感情や思想に悉く共鳴することで彼女の支えになろうとしています。
どの方法が最適か、と決められるようなものではありませんが、少なくともパキラさん、グズマさん、アクロマさんは、
それぞれの主人公の性質……臆病で卑屈なシェリー、目立ちたがりで夢見心地なミヅキ、愚鈍で愚直で傲慢なシア……に親和性のある「在り方」を選べる大人として書いています。
三者三様の寄り添い方、導き方の選択は、勇敢とも無謀とも取れるものだと思います。特にグズマさんのあれは荒療治に近いようなところさえありましたから……。
ただ、そうした三名の異なる在り方を取り上げて、好ましいとご言及頂けたことについては本当に嬉しく、光栄にさえ思われます。本当に、ありがとうございます!
折角なので、最後にちらっと書かれていたオリーヴさんについても。
彼女が「信仰」する相手はローズさんを置いて他にいないため、彼女が剣盾主人公ユウリと、パキラさんとシェリーのような関係を築くことはおそらくありません。
ばっさりと書いてしまうなら、オリーヴさんとユウリが「歩み寄るための理由が原作上には何処にもない」のです。
だからこそ、Cold Caseの最新話では、二人が互いの苦悩や苦痛を慮りつつも、互いが互いをある程度理解しているという空気を出しながらも、
「だとしても、オリーヴが彼女にできることは何もない」と、歩み寄れるかもしれないという可能性をばっさり切り捨てるような書き方をしています。
この二人がこれ以上、距離を詰めて何かを共に想うことはありません。少なくともCold Caseの世界線ではそのようなことは起こりません。
ただ、歩み寄るための理由を全く持たないにもかかわらず、それでもこの二人がより近くで共に生きようと願ったなら、
……それは、パキラさんとシェリーの二人とは全く異なる、もっと明るくもっと面白い、それは素敵な友人関係となれるだろうなあ、という希望はしっかりと夢見ています。
いつか、そうした話も書いていけたらいいですね。
長文となってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。
もしよければまた、遊びに来ていただけると嬉しく思います。それまでに私も何か、新しいものを椿子さんにお届けできるようにしておきますね。
では、またのお越しをお待ちしております。