5/9、雪村さん

こんにちは、雪村さん。遊びに来てくださり、ありがとうございます。
こちらの事情により、少しお返事が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

また、LINEでは素敵なユキハミのぬいぐるみのご紹介もありがとうございます。
もっと大きな状態で販売されるかと思っていましたが、意外と机の脇に飾れるような小さなサイズで、購入しやすく、より期待が高まります。
ただ、やはり背中のあの神秘的な青色は、再現を諦めてしまわれたようですね。あの色が好きだっただけに、白い色となってしまったことには若干の寂しさを覚えますね。

青の共有・夜についての言及もありがとうございます。
数年前の私がこれを見たら、「なんてバカなことを」というふうに思うような内容ではあるのですが、
こういったものを描けるようになったという自分自身の心境の変化もまた、振り返ってみると面白いものであったりします。

今の私にとって、破廉恥なお話というのは、無条件に忌避するものではなくなっています。
行為の描写が、気持ち悪い、嫌だ、と感じさせるようなものについては、相変わらず拒みがちにはなるのですが、
そうした行為に、愛し合う2人がどのような意味を見いだしたがっているのかという点については、様々な小説などである程度の理解をしているつもりです。
アポロさんとクリスさんの場合はそれに加え、お互いの深いところまで触れ合うということに、さらなる意味を付加したく思い、
あのようなちょっとしたメタ要素も入れさせていただいています。
というよりも、ただの愛し合う2人の性行為、というだけの話を書こうとは微塵も思っていなかったので、
あの2人でしか作れない意味を性行為の中に溶かし込めたのは素直に、良かったかなと思います。

雪村さん、謝らなくていいんですよ。
適切に振る舞うことというのは、どこまでいっても主観的なものなので、誰を相手にしていても、その適正に確信を持つ事は難しいでしょう。
慎重である雪村さんならなおのこと、自らの行いに対して、適切ではないというふうに厳しく判断しがちであるように思います。

あなたを1人にしないために、あなたよりも長生きすると言って聞かないと言うお相手さん、とてもかっこいいじゃないですか。
アクロマさんの、自然に任せた生き方を愛する姿勢も私は好きですが(あの短編、覚えていてくださったんですねうれしい!)
お相手さんの言葉に滲む優しい想いもまた1つの愛の形であるように思います。
人を愛すると、その人とより長く生きたいと思えるようになるようです。
人を愛すると、その人を置いて死ねないと思えるようになるようです。
人を愛すると、置いていかれる側の孤独を感じないようにしたいと思ってしまえるようになるようです。
愛というものには、生きようと思う意思に強く作用する何か強烈な力が秘められているように思います。

愛というのもこれまた、適性と同じように主観的なものであるため、雪村さんが、お相手さんへの愛を持っている確信が持てないと考えるお気持ちももっともなことだと思います。
ただただ主観的であり、数値化、客観化が難しいものというのは、往々にして驕りや思い上がりを招きがちです。
そう考えると、愛や適性の中に埋もれて生きることになり始めている私は、ある意味より駒になりつつあると言えるのかもしれません。

よりどころにされる重さ、それについても私は随分と前から長く考えてきました。
私の体も私の命も私だけのものであり、誰かの気持ちによってその使い方が決められるものではないと信じてきました。
将来、誰かと寄り添い生きることになったとしても、その人がいなければ私の生活が成り立たないというような、
経済的、肉体的、心理的、様々な面においてもたれかかってしまう状況、もたれかかられてしまう状況、
そうしたものを生み出しかねない愛というものは、慎重に扱うべきもので、容易に歌うべきものではないと考えてきました。
自分が、自分だけのものでなくなっていく感覚というのは、どうしようもなく恐ろしいものでした。

ただ、私は本当にいつの間にか、自分の命が自分だけのものでなくなっていく感覚を、忌み嫌い、恐れ、怖がりながら、それでもいつの間にか受け入れられるようになっていました。
雪村さんへのお返事を書くにあたって、そのいつの間にか、の中身を私なりに紐解こうと試みてみましたが、どうにもうまく言語化することができませんでした。
名前から藤の花を取り払い、ひとつ屋根の下に一緒に暮らし、後戻りのできない状況の中で重ね続けた時間が私の恐怖を和らげてくれたのかもしれません。
幾度と無く繰り返してきた私の不適切な行為を、幾度と無く許してくれた相手の存在に、徐々に絆されてしまっていたのかもしれません。
一緒に暮らし始めてから1年半が立とうとしています。この1年半に変えられてしまった事は数多くあります。
決して、良い期間ばかりではありませんでした。苛立ち、怖がり、悩み続けた時間の方が多かったようにも思われます。
けれども今、私は、この1年半に書き換えられてしまった自分のことが、そこまで嫌いではありません。
少なくとも、書き換えられる前よりの私よりかは幾分マシなのではないかとさえ思います。

変わる事は恐ろしいことです。変えられる事はより恐ろしいことです。
けれどもその舵を取る相手が、自分の信頼できる相手であったなら、そして、変化の真っ只中に置かれている時期の辛さに耐える覚悟があるなら、
変化という業は祝福に変わり得ると私は考えます。
私は、私にとっての信頼できる相手が、今の先生であることを喜びたいと思っています。
そして、雪村さんにとっての信頼できる相手が、雪村さんの今のお相手であることを心から信じています。
だからね雪村さん、お相手さんが貴方を見かけることなど、ありえないんですよ。
貴方に愛の確信がなくても、一回り年上のお相手さんにはあるはずです。お相手さんは、雪村さんが自分のことを好きであることを、ちゃんとわかってくれているはずです。
肝心なことを、なかなか先生に口にできない私が言えた事ではありませんが、私も、雪村さんも、こういう大事なことを色々と、相手にちゃんと伝わる形で話せるようになるといいですね。
私も、頑張ってみます。雪村さんも、一緒に頑張ってみませんか。

LINEで、いろんな記事や情報いただけることについては、とても嬉しく思っていますよ。
お気遣いや、心配や、応援の言葉は、雪村さんが送った後でそれを悔いたとしても、私にとってすごく嬉しいものばかりでした。だからあまり気負わず、送ってくださいね。

自粛期間が長く続いたため、こちらのサイトで交流させていただいている方から、FGO以外にも、複数のゲームやエンターテイメントの紹介をいただいています。
興味があるものもたくさんあり、ぜひ遊んでみたいなぁという気持ちがあるのですが、
残念なことに、私のiPhone 6の容量は16 GBしかなく、これ以上ゲームを入れられない状況です。
購入してから5年以上経っているので、そろそろ買い替えの時期かなとは思うのですが、普段遣いをする分には不便をほとんど感じていないので、なかなか購入に踏み切れずにいます。
でもロードエルメロイ2世には是非とも会いたいですね! 2世様、本当にかっこいいんですよ。
いや、雪村さんもお分かりだと思うんですけれども、本当にかっこいいんですよ彼……。

雪村さんが酷いことだと考えるような内容でも、構いませんので、ありのままのお気持ちを聞かせていただければ嬉しく思います。
お返事にムラがあるのも、反応速度が遅い時があるのも、全て私の事情であり、私の雪村さんへのお気持ちが変わったということでは全くございません。
その点だけご承知おきいただければ幸いです。

では、今回もありがとうございました。またお会いしましょう!

※このお返事、スマホの音声認識を使って書いたものであるため、変換ミスなど文章の誤りがあるかもしれませんがご容赦くださいね。

© 2025 雨袱紗