こんにちは、イチさん。遊びに来てくださっただけでなくこうしてお言葉を残してくださったこと、心より感謝申し上げます。
にもかかわらずこちらの私情(心理的事情)によりお返事が滞ってしまっていたこと、大変申し訳ありませんでした。
24で煩く呟いているDBHですが、こちら2018年のゲームなので当時の盛り上がりを知らない私としては、
SNSでの布教をリアルタイムで追うことのできたイチさんをとても羨ましく思ってしまいます。
ダンガンロンパといい、DBHといい、ポケモン以外で傾倒してしまうジャンルのブームについて、私は「いつも遅れてやってくる」傾向にあるようです……うーん惜しい!
No.6、少し調べさせていただいたのですがとても魅力的な世界観ですね。
DBHやダンガンロンパにも当て嵌まることですが、所謂「退廃世界」「間違った進化をしてしまった未来」など、
今を生きる私達には到底実感できないような場所を生きる、今を生きる私達と全く同じ魂を持ったヒューマンドラマというのが大好きなもので、
似たようなものを見つけてしまうとつい、こう……そわそわしてしまいます。
言語の意味合いについてのお話もありがとうございます。
「とんでもないことを突拍子もなく言い出したように訳されているが、その原因は過度な意訳ではなく文化の差異にある場合がある」
というような考えは、海外に出たことがない(県外で暮らした経験さえ浅すぎる)私には新鮮なものとして見えました。
結婚報告を怠っていきなり「サプラーイズ!」とかタキシード姿で突撃される、などという現象、ジャパンではなかなか想定できませんものね。
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二階堂奥歯さんについても、調べさせていただきました。
お恥ずかしながら私の中では「確か若くして亡くなってしまった読書家の……」くらいの印象しかなかったので、この機会にとじっくり、サイトを閲覧する時間を設けました。
彼女の言葉はとても……洗練されています。清すぎます。押しつけがましくなく、何かに依存しているが故の自信に満ちている訳でもない。
ただその清さを事実として淡々と綴っているように私には見えました。そして、その清さに二階堂さんは焼き殺されてしまったのではないかとも考えました。
告解めいたお話になってしまいますが、私はこの二階堂さんのようになりたいと考えています。
彼女のようにどこまでも清い言葉を、誰かのために綴れる存在でありたいと考えています。
でも私はこうしてなあなあに生きていますから、きっとその願いはどだい敵うはずのない、夢のようなものでしかなかったのでしょう。
それこそ、私がこのサイトに書き続けてきた、ポケモンの主人公達のように。
……だから、イチさんが二階堂さんのお言葉の一節に彼女達を見てくださったとおはなしくださったこと、とても嬉しく思いました。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、そのお言葉だけで、いや本当におこがましいことではあるのですが、
私の中にも二階堂さんの言葉に似た何かが、【腐肉で出来た】【汚れ】た愛が、存在できているのではないかと思い上がってしまいそうになりました。
ただ実際には、私は生きており、私の文字はもっと利己的で純度の低い夢物語ばかりを綴った代物で、祈ることばかりが達者になっていくばかりで、
二階堂さんのような「清く美しい責任ある言葉」には到底届かないところにいるのですが、
その中途半端こそが私らしさであり、私がこうして食いつなげているのもそのどうしようもなさのおかげなのだと考え、開き直れるだけの図太さが私にはあります。
それでも私の理想は10年前と変わらず、清く美しいままのかたちを夢見続けています。
その「かたち」の一例として、二階堂さんの文章をこの度改めて読むことができ、本当によい機会を頂戴できたと嬉しく思うばかりです。
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ポケモンは、1年前と比べてもとんでもなく大きなジャンルになってしまいました。
ソードシールドの売り上げ数、ピクシブやTwitterでの盛り上がり、その勢いに驚くばかりです。
また、夢小説というジャンルが数年前と比べて「水面下でひっそりと楽しむもの」ではなくなってきているという事実にも、驚かされています。
夢小説やNL小説が大量に普及していることはとても喜ばしいことですが、それ故に、今まで自由に書きすぎてきた私の物語を振り返ると、
「数年前までは「個性」として許されてきたかもしれないこれらの物語を、このまま後悔し続けるのはある種のジャンル荒らしにならないだろうか」
という不安さえ生まれてきてしまいまして、それがここ数か月間、ポケモン関連の更新を完全にストップしていた理由の一つであったりもしました。
愛されなければ意味がない夢小説において、その愛される対象が早々にリタイア(死)するとか、愛される対象が狂人であるとか、
そういったものが果たして現代の夢小説文化の中でどのように解釈されてしまうのかを考えると、恐ろしい気持ちが多分にあります。
これまで彼女達の生き方を好んでくださった皆様の言葉を覚えているために、非公開設定には踏み切れていないのですが、
新規の訪問者様が不愉快にならないようなサイトの作り方というものを、今、考えているところではあります。
とはいえ未熟者ですので、だらだらと悩んだ挙句に何も変えられなかった、などということもあり得るのが悲しいところではあるのですが……。
【情景の推し】という表現、とても素敵ですね!
脳内でイメージとして鮮やかに展開されるそれを、黒く無機質な記号である文字だけで書き表す方法は、それこそ文字の数だけ、すなわち無限に存在するだけに楽しく、
けれども正解がないし限りもないが故にどこまでで満足していいのか、どこまで書けば伝わるのかというところもはっきりせず、困難でもありますよね。
私はどうしても「心理描写」ばかりに重きを置きがちでバランスの悪さが目立つのですが、
イチさんの思う「推しの情景」がどのようなものか、そしてそれをどのように表現されておられるのか、とても気になります。
推しの中でも、更にイチオシがありましたら、是非機会があれば拝見させていただきたく思います。
【誰かに見せたい】と考える、その誰かに私が名乗りを挙げるのはおこがましいかもしれませんが、ご検討いただければ幸いです。
長くなってしまいましたが、今回はこれにて失礼いたします。
またご縁がありましたら、お話、していただければ幸いです。