12/25、斉木斗南さん

12/26(まだ文章を作成できていないのですが、ミラクルメイカーは貴方であるという確信をもってお名前のみ書かせていただきました。
閉鎖中に、綺麗な月が見える日だと知らせてくださったメールに対して感想をお伝えできなかったことを、ずっと後悔していました。
またお会いできて、本当に嬉しく思います)

12/27
改めまして、こんにちは。前回の名前変換ミスのご指摘に引き続き、再度お越しくださり本当にありがとうございます。
私の記憶が確かならば、夜と霧や砂の女などの本の感想を共有させていただき、
当時利用していたTwitterでのちょっとしたイベントにご参加くださった、斉木斗南さんで間違いないかと思うのですが、もし違っておりましたら申し訳ありません。
活字を通して心の共鳴をはかれたあの時間は、とりわけ遊びや食事という共感体験の場に飛び込めない私にとって、本当に喜ばしく、かけがえのないものでした。

サイトの突然の閉鎖に伴い、斉木斗南さんにも多大なご迷惑をおかけしましたよね。
自業自得で閉鎖という決断に至った身ではあったのですが、やはり精神的にかなり参ってしまっていたようで、
通ってくださっていた皆さんにせめて誠意を示さなければと連絡を取っていたのですが、結局、私の心の方が先に折れてしまい、
ご連絡を下さっていた方のお言葉にお返事できずに時間ばかりが流れてしまうようなことになっておりました。
復帰に伴い、Noteの方に詳細は書かせていただいているのですが、この場を使ってもう一度謝罪させてください。
貴方のご厚意、お言葉を正しい形で受けとることのできない私であったこと、心よりお詫び申し上げます。
送った言葉について返事が来ないというのは、決して心地の良いものではなかったと思います。本当に、申し訳ありませんでした。

就活、卒業、新社会人としてのドタバタなど色々とありましたが、それらが落ち着き(というか、それらから半ば逃げる形で落ち着きを手にし)、
ようやくサイトに毎日顔を出せるような状態にまで持ってこられたのが今年1月のことです。
それからも引っ越し作業やSSの更新ばかりで、なかなか本格的に書くということはできずにいたのですが、
スマホアプリのポケモンマスターズやソードシールドの発売に伴い、懐かしい方々と再会を果たせる機会を沢山頂き、
閉鎖前も再開後も、相変わらずお越しくださる皆さんから貰ってばかりだなあと、嬉しさと心苦しさが半々になったような気持ちで日々を過ごしておりました。

閉鎖時点から時が経ちすぎてしまい、ご連絡できる精神状態になってからもお言葉をかけられずにいた方というのはそれでもまだ複数名いらっしゃいました。
その一人が斉木斗南さん、貴方でした。
貴方からのご訪問、およびお言葉がなければ、私はきっとこれからもお返事することができない卑怯者のままであったと思います。
このような私を、私のサイトを見限ることなく、再びお声をかけてくださったこと、いくら感謝してもし足りません。
ありがとうございます。ごめんなさい。身勝手な想いではありますが、貴方に声をかけていただけて、あの時も今も、とてもとても救われています。

さて、Dear関連のお話もありがとうございます。
3DSを初めてのお給料で購入し、自らの労働によってXYやSMの世界を走ることが叶っている。なんて素敵なことなんでしょう!
社会人になられて益々お忙しくなっているかと思いますが、それでもポケモンのこと、そして雨袱紗のことを忘れずにいてくださったこと、嬉しく思います。
3DS上で展開されたカロスとアローラの世界は、歴代ポケモンの中でも群を抜いて「癖のある」場所だと私は勝手に思っておりまして、
それ故に世界観やストーリーに対して「思うところ」が多すぎたが故に、特にXYに関してはお話があのように膨大になってしまっている、という有様でした。

当時、XYクリア後に衝動的と言ってもいいスピードで書いてしまった、旧「木犀」と「Dear」と「3番目の魔術師」……。
このあたりは心理描写や展開にかなり粗を残したものでしたので、木犀以外の2本をなかなか修正できずにいるのが心苦しくはありました。
……と、今の私はこのように少々の恥ずかしさを覚えながら物語を振り返ってはいますが、
当時の、2013年や2014年時の私はそれはそれはすさまじい勢いで、魂を削るように書いていたのだと思います。
文章の質の違いはあれど、込めた想いはきっと膨大なものだったのでしょう。
その記憶を若干、今も残しているがために、非公開とすることができず、そのまま持ってきてしまったのだと思います。
そんな物語に目を通してくださり、本当にありがとうございます。今の私も、そして当時の、XYに心を奪われまくっていた私も、嬉しく思っています。

今は躑躅を読んでくださっているとのことで、あれもあれで物凄く思い入れのある連載です。
フラダリさんとシェリーの辿る道については複数のルートを用意していますが、今のところ最も救われる形となっているのがこの躑躅ですね。
この二人が互いを許し合い、互いの想いを受け入れられるようになるには、長い時間と多くの会話が必要です。
シアとアクロマさんならともかく、シェリーはそうおいそれと自らの思いを開示できる人間ではありませんし、フラダリさんも相手に心理の開示を促すような真似はしません。
それ故に、少々、進展がまどろっこしいことになってはいるかと思うのですが、
躑躅に関しては後味の悪い終わり方になることはありませんので、お時間のある時に、軽い気持ちで読み進めていただければ幸いです。

さて、長くなってしまいました。
繰り返しになりますが、貴方が元気に社会生活を送っておられること、今もポケモンを愛しておられること、私を覚えていてくださったこと、
この全てが私にとっては至上の喜びであり、とんでもないクリスマスプレゼントを頂いてしまったような気持ちにさえなったのです。
本当に、ありがとうございます。またお会いできてとても嬉しい。

よければまた、遊びにいらしてください。私は此処でいつでも、お待ちしております。
良いお年をお迎えくださいね。

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