12/2、泉さん

こんにちは、泉さん。こちらではお久しぶりですね。
けれども泉さんの側では毎日のようにお越しくださっていたとのことで……本当に嬉しいです、ありがとうございます!

大和さんの短編、何度も読んでくださったのですね。
久々の大和さんであったこともあり、こちらもハイテンションで衝動のままに書いてしまったようなところがあり、
勢いが過ぎて誤字のチェックが甘いままに更新してしまっていたのですが、不備なく楽しんでいただけているか少し心配ですね。
後述する件の際にはもう一度、誤字や意味の通らないところなどがないか精査することにいたしますね。

本文を抜粋してのご感想、ありがとうございます。
「ストレートな黒髪」「食への拘りがない」「花が似合う」「ささやかな背丈」「京都」など、
泉さんをイメージして書いたところをひとつ残らず拾い上げてくださりとても嬉しく思います。
こんな可愛らしい背丈で、花が似合って、ストレートな黒髪が日を浴びてキラキラしていて、でもそうした華奢で華憐な様子に似合わずきちんと芯の通った力強い心を持っていて、
食への拘りはないはずなのに自分の好きな食べ物がわらび餅であることを覚えていて……と、
此処まで来ればもう、大和さんが心を奪われない理由がないようにさえ思われたので、
「なんでこの世界にテニヌはないのだろう」などと本気でこの世の不条理を憎みかけてしまいました。
なんでや……なんで新テニの皆さんがこの世界におらんのや……なんで「ああ川の流れのように」とかいう二つ名を持った好青年がおらんのや……カナシイ!
そういう訳で、せめて邂逅の叶う紙面上では二人の有様を甘く書かざるを得ませんね間違いない、などと一人大きく頷きながら、
二人が新幹線に揺られている様子をニヤニヤしつつ書いておりました。

ポケモン以外での「夢主」は、YおよびKと呼ばれる二人の女の子で構成されているのですが、
今回はKをベースにこそしたものの、お会いできた泉さんの様子などをかなり盛り込んで書かせていただきました。
Kが少々気の強い少女であるが故に、今回の短編でもそうした口調になってしまっていますが、
(「あたしが葉っぱを愛でて喜ぶような品の良い人間に見えるの?」など)
私がお会いした際の泉さんに抱いた印象とはまるで別のものですので、その点だけご理解いただければと思います。

糖度の高いお話、短編でなら書くことができるのですが、連載ではどうにも難しいですね。
例えばですが、今回も京都行き提案、京都行きの新幹線内と、此処までなら穏やかに書けるのですが、
京都でいろいろと起こるであろうイベントを更に盛り込んでいくとなると、どうしてもそこからひと悶着ある様子を書きたくなってしまうのですよね。

ただこの二人であれば、何が起こっても大丈夫かなと思っております。
互いが互いに「二人であるだけで満たされている」といった状態ですから、
多少のトラブルは、その言葉を証明するための小さな試練のようなものだと思って、二人で支え合って乗り越えてくれるのではないかな……と妄想したりもしました。

「何処へでも行きたい、貴方と一緒に」
彼女が最大の勇気を振り絞って勢いのままに口にしたこの想いが泉さんとリンクしてくださっていたなんて……!
本気でこう口にできることの幸せは、私も、一応は理解しているつもりです。そう思える方が近くにいてくださるって、本当に素敵なことですよね。

「私は貴方と一緒なら何処へ行っても楽しめるけれど、貴方はそうではないかもしれないから行き場所は真剣に検討したい」
通常はこうなるところなのですが、事前に大和さんから「貴方と」いるだけで「十分に満たされてしまっている」との言葉を貰っていることもあり、
彼女はいわゆる「私が貴方を想っているのと同じように、貴方も私を想ってくれている」という幸せな確信を抱くことができたために、
この「何処へでも」を口にすることができた、というように心理を設定していました。

ご依頼していただいた分に関してですが勿論大丈夫です。
こちらで準備が出来次第、ノートでご報告いたしますね。

改めまして、お早いご読了、そして温かいご感想、ありがとうございました。
そして重ねての言葉になってしまいますが、お誕生日おめでとうございました。
ままならないことが多めであった今年に、ささやかですが彩りを添えることが叶ったと知り、私も本当に嬉しく思います。

こちらこそ、いつも泉さんからのお言葉を楽しみにさせていただいています。また、お会いしましょうね。

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