9/2、深海さん

 こんにちは、深海さん! お久しぶりです。またこうしてお話ができて、本当に嬉しいです!

 2019年2月でしたか! あれから3年……3年前の私を回想するとちょっと恥ずかしいことになっているので控えたい気持ちもありながら、でもやっぱり懐かしさも捨てきれない感じがします。深海さんの方でもきっといろんなこと、沢山ありましたよね。
 真夏に毛布と聞いて去年の夏を思い出しました。去年はぜんっぜん体温調節ができず、窓を開けて背中に真夏の日差しを浴びながら「ぽかぽかして気持ちいいなあ」などと言っていたんですよね。今年はギンギラギンに暑い太陽からどうにかして逃れようと必死でしたが……。明らかに気温が高いのに寒さを感じてカイロや毛布が必要になる場合は自律神経を疑ってみるといいかもしれません。でもこう多忙でままならない世界だと「規則正しく生きる」のも大変ですよね。

 ポケモンSV楽しみですよね! 散々迷った結果、両方のソフトを予約してしまいました。XY時代から続く欲張り癖です……。
 2つのソフトが手元に来るので確実に2周はするのですが、気持ちとしては冒険の舞台を「バイオレット」の方へ置くことになるのかなという気持ちでいます。登場ポケモンや人物などを見ていると、こっちの方が好みだなあと感じているんですよね。
 片方にしか登場しないポケモン、人物など、少しずつ情報は出てきていますが、確かにもうちょっと開示を待ってからでも決定は遅くないですよね。

 ヒスイ地方は私も70時間ほど滞在した場所なので、たいへん思い入れがあります。楽しかったなあ。3月からはそれどころではなくDLCもほとんど遊べていなかったのですが、追加ストーリーや大大大発生は一通り触れておきました。色違い厳選の旅に出るのも楽しそうだとは思ったのですが……。
 アルセウスに会おうと思うとクエストを消化していろんなポケモンに出会っていくのが手っ取り早いので、寄り道が実は寄り道じゃなかったりとかして、本当に上手に作り込まれたゲームだなあと感動していました。

 名前を考えるのってわくわくしますが確かに難しいですよね。子供に名前を付けるときによくある「優しい子に育ちますように」という「祈り」のようなものについて、果たして生まれてきた子はそれを重荷に感じたりしないだろうか? と一時かなり悩んだものです。
 ラピスさん、すっごいお洒落な名前! あの藍色の髪はダイパ時代から「なんて綺麗なんだ」と目を引く色だったので、宝石の名前を借りるのとてもしっくりきます。

 私の冒険事情は本当にストーリー優先で突っ走っていく感じだったので、実は珍しいポケモンはパーティに入っていないんですよ。序盤で捕まえられるコリンクに、序盤のクエストで捕まえられる色違いのポニータ、たまたま序盤で見つけたイーブイをエーフィに進化させて、あとは頼もしいヒスイダイケンキと共に駆け抜けました。
 ED後はちょっとポケモン育成を楽しむ余裕が出来たので、サーナイトやヒスイドレディアの育成にも力を入れていましたね。

 タイプの拘りでいえばやっぱり水ポケモンを選ぶ癖が抜けていないので、ポケモンSVでも変わらずあのアヒルちゃんを選ぶつもりです。なんとなくあいつ、進化したらロックでイケイケな感じになりそうな予感がします。間違ってもおしとやかな白鳥になるタイプではないだろうな、と(笑)

 ウォロさんとの8連戦もお疲れ様でした! めちゃめちゃ大変でしたよね。「三十の詩」が深海さんのゲームクリアを後押ししたとお聞きして舞い上がっております。ありがとうございます!
 まあミカルゲやガブリアスを出してくる流れは想定できたのですが、ギラティナとの連戦に加えて「実はまだ1回変身を残している」みたいな展開になるとは思ってもおらず……あれはいい驚きでしたね。トゲキッスで耐久戦に持ち込める深海さん、戦い方が賢い! パワーでごり押しておけば何とかなるだろと思っている私とは格が違いますね。耐久面も考えられる人がやっぱりこういう「まさか」の局面においては強い……お見事でした!

(まだまだお返事書き足りないのですが、まとまって書く時間が取れないため、一度ここで区切ります。数日後にまた更新させてくださいね)

 さて、ウォロさんの連載だけでなく、シマボシさん方の短編も呼んでくださったとのこと、ありがとうございます!
 セキさんの連載は肩の力を抜いて書いたので、さらっとはしていますが読みやすく仕上がっているといいな、と思っています。「愛しみ」を「かなしみ」と読んでくださったことも、とても嬉しいです。
 深海さんが、主人公に対して「帰らない」と決めているのでは、と考察してくださったことに関しても、私の想定ではまさにその通りでした! そして、セキさんが憂えているのも実はそこではないんですよね。主人公がセキさんのこと大好きで、こちらに留まる心づもりでいることはよくよく分かっているし信じられている。でもたまに彼女の中に涌き出るかもしれない「帰りたい」という思いに、彼女の存在ごと時空の裂け目が絡めとって行ってしまったら……。そういう不安がずっと彼の中にはあり、そうなったとして「誰も彼女を止められない」からかなしんでいる。いつ訪れるとも知れないそんな別れが避けられない運命なら、今から覚悟を決めて、その時には「時空さえ飛び越えてかなしみ合っていたい」……というような心持ちでした。

 ウォロさんへの印象もおはなしくださりありがとうございます。読んでいて「私、ここまで真剣にウォロさんのことを考えられていなかったな」と思い、深海さんのウォロさんへの想いに心がすっかり洗われてしまいました。そっかウォロさんは好奇心の化け物なのか……。
 彼のことは、ミステリアスで不穏で危険な人物ではありましたが、あまり心配はしていないというか……どうにかなるんだろうな、という気持ちで今もいます。BGMがシロナさんの戦闘曲と同じだったこと、手持ちポケモンがほとんど彼女のそれと揃っていたこと、などから、ウォロさんの危険な生き様は未来の彼女に繋がっている、ウォロさんの中にはシロナさんのような真っ当でキラキラした魂が確かにあると確信できたからです。

 とはいえ、「今のウォロさん」が報われる術は本当になかったのかな、という想いがあったからこそ「三十の詩」が出来上がったワケで……あのような生温い救いをウォロさんが良しとするかどうかは分かりませんが、少なくとも主人公は、そして「私」は、ウォロさんの「一人(Alone)ではない可能性」を掴み取れた気分になっており、たいへん満足しています。あの物語を深海さんにも共有していただけたこと、本当に嬉しいです。ありがとうございます!

(もうちょっとだけ続くんじゃ)

「おしまい〜妖精円卓領域:O・ヴォーティガーン」についても、聴いてまいりました!
 FGO、名作スマホゲームであり興味はとってもあるのですが、現在これだけのボリュームのあるソシャゲに取り組めるだけの時間的余裕と気力がないため、「クリアしてください」と仰っていた2部6章まで触れることはできなさそうです……申し訳ありません。

 バイオリンの音が情熱的で、1分半くらいからのピアノ音はとっても繊細で、きっとこれはゲームの中で聞いたら忘れられないインパクトになるんだろうなあと感じています。音楽をなぞるだけの身でも染み入るものを感じました。

 あと「Majestic Roar」もめちゃめちゃいいですね! イントロでは剣盾の、ローズさんとのバトルBGMに似た迫力を感じました。軌跡シリーズの曲ってなんでこんな「胸の底をぐっと押される」感じの旋律が多いんでしょうね……? とかく私の情緒と親和性が非常に高いようです(笑) 「おしまい〜妖精円卓領域:O・ヴォーティガーン」と合わせて、今回も素敵な曲のご紹介、ありがとうございました!

 最後に、更新がめっきり滞っているサイトですが、マーキュリーロードなど過去の連載が深海さんの中で色褪せず残ってくださっていること、本当に嬉しかったです。ありがとうございます!
 【主役になりたい、まるで天使、愛し続けたい、道をなぞる、それでも生きていく】と書いてくださったことにより、私の脳裏にも彼女等彼等の生き様がぶわっと呼び起こされて、胸がいっぱいになりました。ミヅキに向けられた愛情の数々、かつてはルザミーネさんとザオボーさんとグズマさんのそれに力を入れて書いていましたし、読み返すときもその3名に注目していたのですが、今は3章に登場したミヅキのお母さんが、不器用ながらもミヅキに向け続けた愛情について、ちょっと色々と考えたい気持ちになっています。

 ミヅキのお母さん然り、クリスさん然り、「やさしくありませんように」のアルミナ然り……私は「母」になったこともないのに、「母」の姿を知ったかぶってあれこれと書いてきました。彼女たちの「母」の姿は時に私の理想であり、また反面教師であり……と様々でしたが、実際に「母」になる、あるいは「母」を想うときになると、また違った見方を得ることができるのかな……とも考えています。その時に、知ったかで書いた彼女たちの姿を読み返して少々恥ずかしい気持ちになるかもしれませんが、何も知らない頃のアウトプットとして、クリスさんやアルミナがこのサイトに生き続けてくれるのはちょっと嬉しいし、頼もしいとも感じています。

 深海さんもこの3年の間に様々なことがあり、様々な経験などされて社会でたくさん頑張っておられることと思います。なので繰り返し読んでくださっているというマーキュリーロードの見方も、深海さんのご経験の量や酒類によってまた変わってくるのかもしれないなあ、と思っています。読んでくださる方の変化によって作品の色が変わっていくのも小説の面白いところですよね。
 ただ、私達がいくら変わろうとも、ミヅキたちは変わらず此処にいます。もしよければまた気軽な気持ちで「やあ」と、遊びに来てくださるととても嬉しいです。

 時間が許せばまた今回のようにお話できれば、とも思います。お返事、かなりお待たせしてしまいましたが……。
 沢山お話できてとても楽しかったです。ありがとうございました!

 お体に気を付けてお過ごしください。またお話、しましょうね!

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