R、10番道路~シュートシティ

駅に向かおうとしたのですが、スタジアム前にソニアさんとマグノリア博士の姿がありました。
ナックルシティの光と、ブラックナイトが似ているため、歴史の中に記された厄災が起こるのではないか。
その暴走したエネルギー(ブラックナイト)を制御するために、剣と盾のポケモンの力を借りる必要があるのではないか。
……ということを二人が考察していたのですが、区切りの良いところでマグノリア博士がこんなことを仰います。

「愛しいソニア、あなたに白衣を渡しておきます」

ん!? 此処でまさかの世代交代!?

「えっ、いいの、おばあさま? 宿題はまだ終わってないけど」
「むしろ、終わらせるためです」

白衣に着替えたソニアさんに「かっこいい!」と告げると「おっ、おう……!」と照れたようにしながらも喜んでくれます。
似合うよ、白衣似合う! 本当にかっこいい! でもお腹出すのはちょっと寒そうなのでやめた方がいいかもしれないよ!

「ブラックナイトからガラル地方を守った二人の英雄……。今、あなたが口にした伝説の剣と盾についての真実を解き明かしてくださいね」
「はい!」

(ソニアが大きく頷き、主人公へ向き直る)
「あなたやホップがダンデと戦うのを見たいの! 後はお姉さんに任せて、あなたはシュートシティに行きなよ」

ソニア博士に背中を押され、シュートシティに向かうことになるのですが、此処でマグノリア博士に話し掛けると、

「若いあなたができること、大人がするべきこと、皆の役割があるのですよ」

と、至極もっともなことを穏やかに告げてくださいます。
ガラル地方はこれまでのストーリーにも表れていたように、大人と子供の線引きがかなり濃く敷かれていて、
数々のジムチャレンジを勝ち抜いてきたそこそこ強い主人公やホップであっても「例外」にはなり得ず、平等に守る対象となっていることが印象的です。
ややこしいこと、大変なこと、危険なことは大人に任せておけばいいよ、という、非常に頼もしい言葉に送り出されるというのは本当に有難いことですね。
でも、素晴らしすぎて、有難すぎて、守られ過ぎていて、「これが本当にポケモンか?」という心地にも、なってしまいますね。

ナックルシティの駅でホップに呼び止められます。
ナユがソニア博士とマグノリア博士とのんびりと会話をしている間に、ホップはジムトレーナーおよびキバナさんを倒してきたようです。すげえなホップ! 早い!

序盤にて、ブラッシータウンの駅からワイルドエリアの駅までの間も二人揃って列車に乗っていましたが、今回も二人で列車の旅を少しの間、楽しみます。
ナユは赤いスマホロトムですが、ホップのそれは青色でしたね。いいなあ私も青が好きだからそっちがいいなあ、などと思いつつ、流れてくるシュートシティの画像を見ます。
キョダイマックスしたジュラルドンを彷彿とさせる形の高いビル、モノレール、立派なスタジアムにお洒落なデザインの観覧車……等々が確認できます。
これまでは伝統と自然を重んじてきた風格のある町であったのと比較すると、近代的な町の形が目を引きます。

「シュートスタジアムで最高の試合をしようぜ!」

列車の中でホップとそう誓い合い、雪の降るホワイトヒル駅で下車します。
直接シュートシティに赴けないというのも、序盤の遣り取りを彷彿とさせ懐かしい気持ちになりますね。
このホワイトヒル駅を出て、雪の降りしきる10番道路を抜けるとシュートシティが見えてくるということなのですが、そっそそそんなことより
BGMが! ちょうかっこいい!
あ、え、わわわ10番道路に外れなしというのは本当だったようです!(BWにおける10番道路のBGMも大好きだったのですよね)
などと興奮しながら、10番道路を北上します。

氷タイプのポケモンが多数いらっしゃるのは勿論ですが、ジュラルドンも此処で捕まえることができます。
ソードではイシヘンジン、シールドではコオリッポに此処で出会えますね。
ちなみにイシヘンジンはランダムエンカウントでした。「!」と出ている草むらに突っ込んでいくと出会えるタイプのポケモンですね。
うーん、惜しいなあ……シンボルエンカウントだったらこう……草むらからにゅっと出てくるストーンヘンジを楽しめたのになあ……。

10番道路からシュートシティへ切り替わるところの風景は本当に綺麗でしたね。
山を登り切ってからふっと下を見ると、雪がぴたりと止んでいて、緑の草、黄色の土などの鮮やかな色が目を穿ちます。
野性味あふれる険しい10番道路とは打って変わって何もかもが効率的に管理された美しい近代都市が迎えてくれます。まるで映画を見ているようでしたね。

さて、そんなこんなでシュートシティに到着です。
噴水の前の看板には「ローズ委員長によって計画的に造られた大都市」とありますね。
あのおじさま、街まで作ってしまわれているのですね。ナンテコッタイ、そんな人が黒幕だったりしたら今後のガラルは機能しなくなってしまうのではないでしょうか。
(エール団が悪の組織ではなかった今作において、悪役の希望が残っているとすればローズさんしかいないと思い込んでいたのですよね、この時)

シュートシティ、かなり広い場所ではあるのですが、特に面白い施設があるのかと問われればそんなこともなく、
ポケモンセンター、ブティック、カフェ、美容院、駅は通常運転ですし、
あとは民家、芝生の公園、美しい大通りや川沿いの小道、スタジアム前でリーグカードを販売している屋台、大きなホテル……があるくらいのものでした。
まだ大きなタワーには向かえませんし、観覧車に乗ることも今作ではできないようです。
遊び要素が沢山あるのではと思っていただけに、この少なさは予想外でしたね。

ただ、街並みは「計画的に造られた」と看板に記載されているだけあって本当に美しく、川沿いの道を歩いているだけでも幸せな気分になれますのでオススメです。
SM/USUMではベンチやソファに座ることができなかったのですが、今作ではXYと同様に腰掛けることもできますので、雰囲気が出ます。いい感じです。

ブティックでは新しいデザインのワンピースが売られていたので、緑色のリボンワンピースを購入。
ニットベレーとサイハイソックスの色も緑で統一し、ちょっと目に優しい印象の女の子になりました。
鞄と靴はキルクスタウンで購入した、フリルリュックとボアショートブーツのベージュ……ではなく、サンドをそのまま使います。
ロングヘアーの黒髪(前髪なし)を背中に流して……おお、これはなかなか、素敵な格好になったのではないでしょうか。
でも決戦の舞台であるスタジアムでは例の「109」が刻まれたユニフォームで挑むことになるので、此処でのおめかしはあまり意味を為さないのですけれどもね……くやしい!

あまり寄り道してばかりもいられません。さあ、いよいよスタジアムに入ります。
既にホップが受付を済ませており、マリィもロビーで待機しています。
マリィ曰く「厳しいジムチャレンジを勝ち抜いたあたしら4人だけのセミファイナルトーナメント」とのことなので、
キバナさん時点では10人いたジムチャレンジャーのうち、6人はあのジュラルドンに潰されてしまった……ということになります。
残ったのはナユ、ホップ、マリィ、そしてあと1人。
ビートは挑戦権をはく奪されている訳ですから、今更「ぼくでした」と出て来たり……などということはないでしょう。
とするとあと1人の名前は伏せられたまま、マリィかビートに負かされて退場……という形で存在を出さずに終わってしまいそうですね。

それにしてもビートは何処へ行ってしまったのでしょう。
ポプラさんの下で今も厳しい修行に取り組んでいるのか、それともねがいぼしに関わる重大な秘密を知ってしまい、敵として主人公の前に立ちはだかることになるのか……。
彼に会えなかった期間は寂しいものでしたが、此処まで不在の期間が長く続くと再登場が俄然楽しみになってきます。さあ、何処で会えるかな?

控室へ入場し、いつものユニフォーム姿で手持ちをチェックします。
インテレオンLv.61、ワタシラガLv.55、ストリンダーLv.56、ネギガナイトLv.55、ブリムオンLv.52、総勢5名で挑みます。
見知らぬポケモンがいきなり飛び出してきても火力でどうにかできると信じ、ごり押しのプロであるインテレオンを先鋒とします。
あとは……そうですね、ネギの姉貴にはながねぎを、ストリンダーには黒いヘドロを持たせています。
地面技が4倍で刺さるストリンダーに耐久戦は向いていないとは思うのですが、少しでもHPの足しになればいいかな、と考えたのでしょう。
ごり押しのプロは「幸運のお香」を持ち、このトーナメント戦においてもがっぽり相手から巻き上げてやるという気概に満ち満ちています。
よし、気合十分! ビシッと行くぞ! 世界が私達を知るんだ!

勝ち残ったのが4人である以上、トーナメント方式であれば戦うのは2回ということになります。
総当たり戦ではないので、おそらく主人公は4人目のジムチャレンジャーに会うことはできないでしょうね。

さて、トーナメントに挑む前に、7番道路から10番道路までの間で捕まえたポケモン達の紹介をしておきましょう。
ED前までで捕獲した新規ポケモンはこれで終わりです。今作も素敵なポケモン達との出会いを楽しませていただきました。ありがとうポケモン!
一部、ワイルドエリアで出会ったポケモンも含まれています。

・タイレーツ「ヨッシたまご」(ヨッシーって確か一度に連れ歩ける卵、最大6つじゃありませんでしたか? いや……もっとあったかもしれない)
・ユキハミ「ぷっちょ」(どちらかと言うとマシュマロじゃないかな? というツッコミを某所で頂きました。うん、そうだねその通りだ、私もそう思う! やっちまった!)
・ダルマッカ(ガラルのすがた)「ゆきのかお」(雪だるまの上だけ飛び跳ねているような印象を受けました。かわいいね。……かわいいね!)
・タタッコ「たこわさ」(でもたこわさは味が濃いのであまり好きではない)
・オトスパス「ひもQ」(タタッコの進化系。水辺にいるにもかかわらず格闘タイプ単体でした。ひもQは好きですよ)
・モルペコ「かびたチーズ」(でもフォルムチェンジすると、カビというよりは腐敗に近いので「くされチーズ」にしてもよかったかもしれませんね。
……というのを後日仲間に話したら「かびたチーズになってよかったね」と心底安心したように話していました。やはりくされチーズはあかんかったか)
・バリヤード(ガラルのすがた)「いろちがい」(正直、カントーのバリヤードの姿がぼんやりとしか思い出せず、いきなり色違いが飛び出してきたのかと焦りました、違った!)
・イシヘンジン「おもいいし」(520kgはちょっとえげつないですね。でも顔が本当に可愛らしくて好きですよ、この子)

・ジュラルドン「ヒヤリチェア」(ワイルドエリアで捕獲。キョダイマックスした姿を先に見ていたら「こうそうビル」とかいう名前にしていたかもしれません)
・ゾウドウ「みずやりさん」(ワイルドランド産。ローズ委員長がオープニングで紹介していたジョウロみたいなポケモンですね。なんと鋼タイプ)
・ドロンチ「うららめしゃ」(ワイルドエリアで邂逅。ゴースト・ドラゴンという珍しいタイプ。ギラティナさんの血を引いているようですね。素晴らしい)
・ヒヒダルマ(ガラルのすがた)「ゆきみだいふ」(マックスレイドバトルで出会いました。この子にもどうやら2つの姿があるようですが、まだゲーム画面では見られていません)

・バリヤード → バリコオル(なんかおかしな紳士になりました。なんでや、なんでそんな姿になってもうたんや! 好き!)
・レドームシ → イオルブ(そこそこ高速で動ける耐久型。エスパー・虫というタイプも素敵。レディアンの親戚でしょうか、仲良くしてくれるといいなあ)

2019.12.9

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