Pokemon REGENDS アルセウス


 眠っている間の出来事として、雷と共に、あの「時空の裂け目」から、赤と青と緑のチカチカが発生する様子を見ることができました。DP時代からディアルガ・パルキア召喚時には必ず発生していた、あの光ですね。何と表現すればいいかな。えっと、古いブラウン管テレビにめっちゃ顔を寄せて見つめると、画面が「赤・青・緑」の光の三原色で構成されている様子を確認できるのですが、あれに似ているかもしれません。いや分かりにくいな! ごめんなさい!

 さて、ギンガ団本部へとテルくんと一緒に向かい、シマボシ隊長から試験内容を聞きます。
 黒曜の原野(ちょうかっこいい)という場所で、ビッパ、ムックル、コリンクを捕まえてくればいい、ということらしいですね。

「わたしたちギンガ団にはタダ飯を食わせる余裕がない。キミが役に立つ人間だと、団のみんなに知らしめる必要がある」

 3匹も捕まえるなんて無茶だ、というテルくんですが、シマボシさんはこういう理由で敢えて難易度の高い試験を提示しているようですね。
 いや楽勝だろう、とプレイヤーなんかは思っちゃったりするのですが、博士からこのタイミングでポケモンを受け取ったところを見るに、今回の試験から対戦要素も入って来るのかもしれませんね。

 さてポケモンですが、PVのマシュマロみたいなもちもちヒノアラシにたいへん心を揺さぶられたものの、やはりここは毎回恒例の水タイプと共に旅に出るべきだろうと思い直し、ミジュマルを選びました。おくびょうな性格とのことなので、特殊型に育てたいところですね。今のところ、技が「たいあたり」しかないのが不安要素ですが……。

 で、試験を受けるにはムラの東側から出なければいけないのですが、何を思ったのか南に直行して「あれ、ここじゃないのかな」とオロオロとしてしまう有様でした。ちゃんとガイドを出してもらっているというのにこの有様です、しっかりしろぉ!
 そんな調子でムラを走り回っていたのですが、今作本当にグラフィックが綺麗ですね! シンオウ地方特有の「白樺の木」のあの感じも、小川や海の水の描写も、風に揺れるポピーも、花瓶に活けられているアヤメも本当に綺麗。ちょっと名前を特定できないのですが、ミジュマルを捕まえたところに咲いていた青いお花が今のところ一番のヒットでしたね。あれは何という名前なんだろう。剣盾において鎧の孤島の「清涼平原」に咲いていた黄色い花をどうにかして特定しようと、スマホアプリや植物図鑑を駆使した1年半前のあれこれが懐かしいですね。結局あれは「リュウキンカ(仮)」ということにしてしまったのですが、正体は未だ分からず……くやしい!

 今度こそガイドに従いムラの外へ向かおうとしたのですが、ここで発売前から皆さんをざわつかせてきたあの行商人さんの姿が! ってあれ? ウォロさんだけですか? コピペデンジさん(ギンナンさん)はいらっしゃらない?

「キテレツな見た目ですね。アナタ、面白いです! ジブンはウォロ、イチョウ商会の者です」

 おおお……一人称と二人称が独特ですね。そしていきなりバトルを挑んでくる、と……。
 このハイテンション、アクロマさんを彷彿とさせて実に良いですね。というかちょっと待ってください、シンオウ地方では最後のポケモントレーナーとして立ち塞がってきたシロナさんの先祖らしきこの方が、ヒスイ地方で最初に戦うポケモントレーナーになるという対照性、いいじゃないですか、めっちゃ趣深いですよこれ! シロナさんファンの方々は歓喜していらっしゃるだろうなあ。
 繰り出してきたのはトゲピー。ミジュマルは「たいあたり」しか覚えていないのでこれにて撃退し、レベル6になり、水技を……ってちょっと待って! 「みずてっぽう」じゃなくて「アクアジェット」なんですか!? いやああこれ「おくびょう」がマイナスにしか働いていない! つらい! えっこのまま物理技ばかり習得することになってしまったらどうしよう。技マシンとかってこの時代、まだないんでしょうか……。

「ジブンはアナタを応援しますよ! ギンガ団が増えるということは、商売の相手が増えるということですからね」
「みんなもっとポケモンをボールに入れればいいのに」

 この辺、うろおぼえなのですがこんなニュアンスのことを口にされていたような気がします。行商人さん、システム上もストーリー上もなかなかに重要な役割を担ってきそうなので、今後も定期的にこのハイテンションなお方とは会うことになるのでしょうね。
 しかしこの胡散臭さ……終盤でヒールとして立ち塞がって来たりはしないだろうか……大丈夫かな……(XYにおけるプラターヌ博士に抱いたのと同じ不安)



 なんということでしょう……フィールドに飛び出したと思ったら2時間経過していました……。
 捕獲の方法とか戦い方とか、フィールドの木にポケモンボールを投げて木の実やぼんぐりを採取したりだとか、しゃがんで近付いて気付かれないようにできたりだとか、いきなりレベル40のギャロップが赤い目をギラギラとさせて平原を闊歩していたりとか、サブクエ序盤からいっぱいで楽しかったりだとか、色々、本当に色々あったのですが……ちょっと夢中になりすぎましたね。

 えっと、概要だけ簡単にメモしますと、フィールドで3匹の指定されたポケモンを捕獲してからはすぐ本部に戻り、シマボシさんから正式にギンガ団の団員として認めてもらいました。やったぜ!
 団員服に着替えて本部の3階に上がり、デンボクさんに挨拶。事前に「相撲が好き」みたいな情報を得ていたのですが、まさかいきなり取っ組み合いを仕掛けられるとは思っていませんでした。「立ち向かう」「ぶつかる」の選択肢が出て来るのにはちょっと笑っちゃったな。そんなんぶつかるに決まってるやろ! と突進をかまして、ぽーいと放り投げられたので私は満足です、ありがとうございますデンボクさん!

 あと! あとね! 上の執務室みたいなところにカリンさんの生き写しみたいな方がいらっしゃったんですよ! 「サザンカさん」と仰るようなんですけれどもね。いやびっくりしました。シンオウとイッシュくらいしか血を引いていないと思っていたのですが、これ……全国からいろんな方が来てくださっていると期待してもいいのでしょうかね。わぁいこいつは面白くなってきたぞ!

 デンボクさんへの挨拶のあと、テルくんからクラフトの仕方を教えてもらったり(キズぐすりとかモンスターボールとか、とにかくいろんなものをこいつで作成できるようです。楽しみだなあ)、ムラの畑に500円の投資をしてぼんぐりを育ててもらったり、シャロンさんという、シンオウ地方のコクランさんを彷彿とさせる女性からギンガ団(現代Ver)の団員服を受け取ったりなどしました。
 ムックルの図鑑を完成させたら見せてほしい、とか、ケムッソを一匹譲ってくれないか、とか、0.8m以上のブイゼルが見たいなあ、とか、そういう感じのサブクエストもムラで聞き取り、ノルマが良い感じに増えたところで2回目のフィールド探索へ!

 テルくんの誘導に従っていろんな場所でポケモンを捕まえたり、戦ったり、道具を集めたりなどしていると自然と調査ポイント? が溜まっていき、ベースキャンプに付いてきてくれているラベン博士へ報告をするとポイントに応じたお金も貰えます。シマボシさんに支給していただいた3000円はクラフトレシピと畑への投資と髪型を変えることによって全部消し飛んだため、2200円ほどまとまったお金をぽーんと報酬として受け取れるのはたいへん助かりましたね。
 ネギみたいな植物を採取してキズぐすりを作ったり、鉱物にポケモンボールをぶつけてミジュマルに壊してもらって、ボールの素材となる「たま」をゲットしたり、探索がとにかく留まるところを知りません。このオープンワールド特有の「やることが多い!!」のやつ、ブレスオブザワイルドを思い出しますね。ポケモンを倒したり捕まえたりするだけでなく、こういうフィールドでの行動によってもポケモンの経験値が溜まっていくシステムのようです。すごいなあ、レベルがサクサク上がるなあ。

 ギンガ団に入隊したばかりのチニタのランクは「ゼロボシ」だったのですが、2回目の調査を終える頃にはポイントがMAXになり、本部に報告することですぐさま「ヒトツボシ」にランクアップすることができました。
 画面に10個の「ホシ」が示されていたので、「トオボシ」か「ジュウボシ」とかまであるのかな……というイメージですね。いやもう10と言わず1031ホシくらいあってもいいんですよふふふ、いつまでも此処にいたい……。

「空から落ちてきた異端者がまだ生きているのは、キミの才覚と努力の結果である。いいか、多くの人は分かりやすいものを好む。団員ランクを上げれば、空から落ちてきた怪しい人間も受け入れてもらえるだろう。
此処で生きていくなら、団員ランクを上げろ。上げることで使えるボールの種類も得られる報酬も増える」

 という、シマボシさんの有難いお言葉を頂戴しました。げんきのカケラなどのレシピも頂戴したので、これで益々探索が捗りそうですね。
 それにしても「受け入れてもらえるだろう」って、シマボシさんが口にするのぐっとくるなあ。ギンガ団ボスとして団員たちを受け入れる側だった彼を遡っていくと彼女のこの言葉に戻って来るっていうのが、もう、さ……いいね……。

 ランクアップした日の夕方、博士とテルくんと一緒にまたイモモチを食べました。シマボシさんのやけ食いは収まったのかなあ。
 と、ここで「コンゴウ団」の名前が出てきました。博士曰く、ギンガ団よりも以前からヒスイ地方で暮らしているとのこと。(そういえば探索時、ムラのとある方が「ヒスイ地方にはあぶれものが集まっている」みたいな言い方をしていたのですよね。コンゴウ団やシンジュ団もそんな感じなのかな)

 翌朝、テルくんの連れているピカチュウ(大谷さんボイスじゃなくて懐かしいあの電子音でした。びっくり!)とバトルをしてから再びフィールドへ出てきたのですが、背面取りしてきたウォロさんに驚かされてなんかめっちゃ楽しそうにされてしまいました。この人ほんとマイペースだな!
 野生のポケモンにもボールを投げる際、この「背面取り」を効率よく使うと、捕獲率が上がったりとかバトルを優位に進められたりとかいいことあるよ、というアドバイスをついでに頂戴しました。ブレスオブザワイルドでいうところの「ふいうち」みたいな感じかもしれませんね。

「ポケモン図鑑を作ろうとしている調査隊であれば、ヒスイ地方にいるすべてのポケモンにであうかもしれません。ジブンはその日を楽しみにしていますよ!」

 この、この台詞ねぇ……「すべてのポケモンにであう」のところだけ平仮名になっているのが不穏すぎてね。アルセウス様の発言も全て平仮名だったのですが、まるでそれをなぞっているかのような言い方だったので「貴様何処まで知っている?」と睨み付けたくなっちゃいました。いやもうこの人怪しいって! 絶対立ち塞がって来るタイプのやつじゃん! わーい楽しみだぁ!

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