食べられているみたいだ

 内側からじわじわといかれている、ゼリーもうどんもスイカさえ吐く、どうしろというんだ、何もできない、暴れている、吸われている、太鼓の音が聞こえる、これは最早怪物なんじゃなかろうか、私は、殺されてしまうのでは。

 でも怪物ならお揃いだね、とか、そんな倒錯的な幸福に喜ぶ権利さえ「母」にはない。
 しっかりしろ、一人じゃないんだから。

© 2025 雨袱紗