思い通りになってほしくないから自分の予想を悉く超えたり外したりしてくるフロイドやアズールと一緒にいるのはとても楽しい。「予定外のことが起きること」という意味での予定調和が嫌い。これだけならまだ面倒な奴という認識だけで留め置けるからよかった。でもそうじゃないみたいだどうやら。
テラリウムという箱庭を造って楽しむ様を「生かすも殺すも僕次第」と言っている(と聞いたぞ、バースデーカードのエピソードでこいつそういう趣旨のこと言っていたと聞いたぞ!)点を考慮すると、自分が立てた予定の通りに箱庭という小さな世界が動く様を楽しんでいるようにも思える。「自分が一方的に定められる側に置かれること」という意味での予定調和……これを「神の采配」とするなら、そういう意味でも予定調和を嫌っているのだとしたら……ジェイド・リーチなんて熱い男なんだって思っちゃうんですよね。人間じゃんって思っちゃうんですよね。
うああでも嫌だなあジェイド・リーチのこと分かった気にはなりたくないなあ。あくまでも「分からない! 気持ち悪い!」のスタイルでいたいなあ。スーダン2のハジメが狛枝のこと「理解できないから放っておけない」として彼の悪意に絶対的な信頼を置いていたのと同じような感じの、警戒しているからこその信頼みたいなのを最終的に監督生が置けるようになればいいな、とは……まあ思っていなくはない、けれど。
いや何言ってんだ今も昔もこれからもジェイド・リーチはずっとずっといけ好かない男だよそういう奴だよそれでいいよもう(???)
テラリウムに共生不可能な植物を詰め込んじゃって箱庭(世界)をひとつ枯らしたジェイドの話いいな。「きっと僕はこのガラス瓶の中の神に相応しくなかったということなのでしょう。相応の知識を付けて出直すことにいたします」とか言ってほしいな。いや馬鹿何言ってんだ、私なんぞの思惑通りに動くタマかよジェイド・リーチは! 驕るのも大概にしろ。