本日投稿分の話になりますが、喪失の状況において「直視する」ではなく「目を逸らす」を選べたのはMethinksのシェリーだけなんですよね。木犀でのシアは見つめ続けた。フラダリさんも寄り添い続けた。やさしくありませんようにのアルミナも色眼鏡ではあったけれどしっかり見ていた。シーダはこれでもかという程にその喪失を睨みつけていた。「あたし」は訪れるかもしれない両親の喪失と戦い続けた。Methinksのフラダリさんは大勢の人の死に向き合い続けた。苦しみ尽くした彼の心はもしかしたらまともではなくなっていたのかもしれないけれど、それでも彼は誠実に、人として生きた。
Methinksのシェリーだけが、死にゆく親友の姿にさっと目を逸らし、またねなどと言って喪失を濁した。そんでもって彼女はその罰を300年後くらいに受け取っている。このプロットは3年前のものなのですが、なんという皮肉でしょうね。私じゃねーか。
頭がおかしくなりそうだった