昨日は夜の散歩で金木犀の香りを肺いっぱいに満たして恍惚とするなどした

 ひゅー! 狂っていやがる! でも折角の7年目なのですからこれくらいやらないと信条に反しますよねありがとうございます今年も金木犀が美味しく感じられるようになりまして何よりです(???)
 この香りに私はいろんなものを重ねすぎているので、ある種こう、諸刃の剣みたいなところがあるんですよね。なので情緒がおかしいときや罪の意識に苛まれているときに嗅いじゃいけない。むりになります、こころが。

 金木犀は用法用量を守って正しく摂取しましょう。幸せになれなければ意味がない。生きているということに安心できなければ意味がない。安堵の溜め息に金色の香りを混ぜ込むように楽しんでいくべきだ。生きているってたまにどうしようもなく楽しいこと、と思わせる程度のものでなければ駄目だ。だってそういう、そういう物語だったはずだ、あれは!

© 2025 雨袱紗