現況報告、趣味語り、お返事不要としてくださったコメントの受信報告など。
▽ 鎧の孤島一周年
2021.06.17 Thu * 17:18
おめでとうございます。二年目も変わらず大好きです。
楽しかったなぁ。
▽ あいえええノーアイロン!?
2021.06.17 Thu * 13:45
この白衣アイロンしなくていいんですか!? しっわしわになることを予想していたのに! 大学の白衣はしっわしわになったというのに! だのにこれ……これ……アイロン要らないんですか!? やったー!
(追記)あいええええこの白衣乾くの早すぎませんか!? すっげー! アイロンも要らない、部屋干しで十分早く乾く、素晴らしい素晴らしいぞ白衣、すごいぞ白衣! やったー!
▽ 魔法使い今日暇だったのかな
2021.06.17 Thu * 9:24
+ 本日の魔法使い
私がっていうのではなく魔法使いの側からどんどん質問してくださって、××さん(旧姓)は資料を読み解くのがとにかく早くて初めて会った頃も〜とか10年以上前の懐かしい話まで始めてくださったりなどして、とにかくすっごい時間貰ってしまった、どうしたどうした。
やっぱ4月からの私おかしかったんだな。今になって、あの頃には聞けなかったことを(多分思考を言葉にさせたら終わりだという感覚があったのだろう)沢山尋ねてくださって、何度も「4月のような感じではないですか」って訊いてくださって、成る程あれはいよいよだったのだなと思い知らされた。
でも30分は、30分は魔法使いさん入院とか検討する人のレベルなんよそれもう
▽ おい待てやばいな眠れてない、昨日は10時に寝たからたったの6時間しか
2021.06.17 Thu * 4:15
いやルーカスさんに狂っていた頃の倍寝てたわ何の問題もなかったわ、よし
▽ 癇癪と犯罪のあいだ
2021.06.17 Thu * 4:02
本や書類バサバサってやるのはフェチと呼んでいいくらいだーい好きな表現ですがやはりただの癇癪の域を出ないし、でも公共の福祉を害する形で暴れ回ったらそれもう犯罪だしで、丁度いい感じの激情の表現って難しいなと改めて思うなどしたこれが先週のこと、お褒めいただき恐悦至極これからも頑張るぞい
▽ 私よ私よ何故(こんなド早朝に)起きる、検診の恐怖がまさって眠れないのか
2021.06.17 Thu * 3:58
採血なんて腕にいくつも痣残るレベルの頻度でやっているが、健康診断という形で受けるのは実に3年ぶりである、大丈夫かこの体
▽ 塩麹は魔術師ではないという学びを得た、当然と言えば当然である
2021.06.16 Wed * 19:41
鶏むね肉はやはりどうやっても鶏むね以外の何物にもなることなどできぬ、だからこそどの肉も等しく尊いのだ
▽ 魔術師が喋り始めた
2021.06.16 Wed * 14:41
ノリにノっているこのタイミングで3時間お仕事入るの残念でならないが、帰って来てからもこのペースで喋ってくれたらいいのになと思う
▽ まるで命でも降らせるかのような軽々しさで!(魔術師)
2021.06.16 Wed * 14:00
ズミさん地の文の「!」がよくお似合いで
▽ ちょっと時間軸逆行している(魔術師)
2021.06.16 Wed * 12:58
1話目ひとつめ、ふたつめ
2話目ひとつめ、ふたつめ
3話目ひとつめ
4話目ひとつめ(今回分)
5話目ひとつめ
+ まだズミさんそんなに怒鳴ってない
「静かなものでしょう、ゲスト席。彼女がシェリーだってことが誰の目にも明らかだったら、今頃それはもう大騒ぎですよ。何せあのパレード以降、外でほとんど姿を見かけることがなかった彼女の、博士と二人きりでのお食事会なんですからね」
「……つまり、誰も彼女がシェリーであることに気付きさえしていない? そんな馬鹿な話が」
「気付いている方もいるとは思いますけどね。知らないフリをしているんじゃないでしょうか。声を掛けることを皆が躊躇っているように見えます。無理もありませんけれどね、あの有様では、怖くて」
怖い、とははまた随分な言い様だ。ポケモンバトルの場であるならともかく、ただつまらない笑顔を浮かべるだけの彼女に、恐怖を抱くなどということがあるはずがないのに。
そう思いながらズミは鼻で笑った。それはそれはと相手を揶揄する気持ちさえ込めてみせた。だが少年……いや青年としておこう。その青年はズミに憤るでも抗議するでもなく、ただ眉を下げたまま静かに笑うのみだった。まるで「貴方に見えていないものがあるのも無理からぬことだ」と、ズミの誤解と盲目とを慈悲深く許すように、微笑んでみせたのだ。
『ずっと痩せ続けている? 異常だ。何故誰も何も言わない?』
一昨日、怒り任せにプラターヌへと捲し立てた言葉の一部が、その瞬間ふわりとズミの脳裏に浮き上がってきた。だがその「言わない」というやる気のない所作に、躊躇いや恐れなるものが挟まるのであれば話は変わってくる。何も「言わなかった」のではなく「言えなかった」のだとしたら。彼女の異常性を敢えて指摘せず放任しているのではなく、もっと別の事情が、彼女の周りの人間から言葉を奪っているのだとしたら。
そうした具合に、正しいのはズミではなくこの青年の方なのではないかと、疑い始めたら止まらなくなってしまった。何かとんでもないことが起きている予感がした。その予感が正しいことを証明するかのような最悪のタイミングで、パイ生地はまたしても破けた。
「おーいズミさん。博士たち帰っちまいますよ。挨拶したいって言ってるんで、ちょっと来てくれませんかね」
先程の若いスタッフが戻ってきてズミを呼んだのは、そこからズミが持ち前の精神力でなんとか調子を取り戻し、いつものペースで芸術品を次から次へと造り上げ、調理と呼べそうなものが粗方ひと段落した頃のことだった。
もっともシェフは多忙な身、こちらから顔を出すだけの時間的余裕など、忙しさのピークを過ぎたところで本来ならあるはずもない。だがゲストが呼んでいるというのであれば、レストランの顔たるシェフとしては足を運んで然るべきだ。そういった具合に、彼女に会う正当な理由を得たズミは、冷たい水で手をやや乱暴に洗ってから、大きな歩幅で厨房を飛び出しゲストルームへと向かったのだ。
「やあ! 今日はどうもありがとう。有り体な言葉で申し訳ないけれど、どれもとても美味しかったよ」
白衣ではなくベージュのスプリングコートに身を包んだプラターヌは、すぐに見つかった。そしてその傍に佇む、今まさに帽子を目深に被ったばかりと思しき、小柄な女の子の姿も。
「シェリーを連れて来てよかった。彼女がお皿を空にするところを見たのは久しぶりだ。おかげでちょっと安心できたよ。やっぱり君の料理って凄いんだね」
ピリ、と何かが破ける音がした。今日ズミはパイ生地を誤って破くという失態を何度か犯したが、今ズミの鼓膜に届いたそれは、あの柔らかな生地に穴を開ける音とは、何かが決定的に違っていたのだった。
彼女へと駆け寄ろうとして踏み出した足が、ひどく重かった。自らの体の一部を何かに盗られてしまったような感覚に、ズミは驚きつつ下を見遣る。けれど足枷の類は付いていないし、ここへ来るまでに強く捻ってしまったという訳でもなかった。ズミは何もおかしくない。おかしくないにもかかわらず、ズミの足は彼の意思に反して、苛立ちさえ覚える程のゆっくりとした歩みでしか進まなかった。
「あの」
彼女を振り向かせるべく掛けた声は、自分のものとは思えない程に小さく細く、震えていた。
「……あ、あの」
何故だ。おかしい。おかしい!
ズミの一切は何らおかしくなどないはずなのに、何処にも異常などないはずなのに、どうして己が足も声もこのような情けない有様なのだろう。何故、この体は彼女を恐れているかのような挙動ばかりするのだろう。
『声を掛けることを皆が躊躇っているように見えます。無理もありませんけれどね、あの有様では、怖くて』
何故、あの青年の言葉がこんなにも強い実感として「分かってしまう」のだろう。
二度、声を掛けても彼女は振り返らなかった。三度目の声を絞り出すことを諦め、ズミは彼女の肩へと手を伸ばした。できるだけそっと、指の腹を肩のなだらかな部分に乗せるような形で触れれば、ようやく彼女は俯いていた顔を上げた。急に触れられたことにさえ一切の驚きを示さないまま、彼女はゆっくりと振り返り、こちらにその目を向けたのだ。
ズミを含め、この世のあらゆるもの一切を映していない壊れ切った目、鉛玉を埋め込んだような暗すぎる目を。
早く怒鳴っていただきたい
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