+ この方々、大好きだな(ラスボス率が高いのでネタバレにご注意ください)
・テイルズオブイノセンスより、ハスタ(ラスボスではないが、何度も立ちはだかってくるタイプの敵。とかく印象に残り過ぎている。たまにネットで見かけると「あっハスタじゃん、久しぶり!」と楽しくなれるタイプの、思い出補正が掛かっていると思しき狂人)
・ブレイブリーデフォルトより、メフィリア(声が、声の抑揚が最高にクレイジーで大好き。「美しすぎて腐臭がするわ、臭いのよ、寄らないで」のインパクトが凄すぎる)
・ブレイブリーデフォルト2より、フォリィ(メフィリアの恐ろしさには及ばないけれど「もう手遅れ」と感じさせる力は彼女の方が遥かに上、この方の声もとにかくすごい)
・星のカービィトリプルデラックスより、セクトニアソウル(どれが本当の体だったのかもう分からない、という説明文が大好きでね……ボッコボコにされたのもいい思い出です)
・ポケットモンスターBW2より、ゲーチス(「ゲーチス様はもう正気では……」なんて言われてしまったらそりゃあもう情緒ボロッボロですよ)
・ポケットモンスターBW2より、アクロマ(純粋さと探究心は突き抜ければそれすなわち狂気である)
・東方project、東方紺珠伝より、純弧(純粋さと恨みは突き抜ければそれすなわち狂気である)
・スーパーダンガンロンパ2より、ハジメとイズル(純粋さと憧れは突き抜ければそれすなわち狂気である)
・夢水清志郎事件ノートシリーズ、魔女の隠れ里より、深見京一(初読は小学生の頃。ああとてもよくないことをやってしまったんだなというのはラストの亜衣ちゃんの台詞で察しがついた。でも何故教授が彼を見逃したのかがさっぱり分からなくてずっと怖かった。昔から私の赤い夢部分に住み着いている、思い出としてもたいへん色濃い狂人である。高校生くらいの頃に、この事件の真相部分が作者様のホームページ? にあると知ってネットの海を泳いだ。読むことができた。感慨深かった。そういう意味でもやはり思い出深い狂人である)
・ツイステットワンダーランドより、ヴィル・シェーンハイト(アズールと迷ったけれどオバブロに見えた狂気は彼の方が印象深い。でも狂気に堕ちて尚その思想が凡百止まりの「美しい人を全部醜くしてしまえばとりあえずアタシが一番美しい」なのは流石というか、元が気高すぎることの証左にも思えて眩暈がする)
・ルーンファクトリー4より、エゼルバード(「皆殺しにする」「余は神となって還るぞ!」「余の力を認めろアースマイト!」とか、初代主人公との因縁を、何の関係もない4の主人公に容赦なく叩き付けてくるあたり、最高に自分勝手で倒し甲斐のあるラスボスだった。憎しみにより狂ったパターンの雛形)
・ルーンファクトリー5より、(恋愛ルートに進んだ場合の)ルーカス(愛により狂ったパターンの雛形。自身でのコントロールが効かないタイプの狂いなのが更に恐ろしい。でも「恐ろしい」と思ってしまう人では彼との結婚エンドを見られないだろうから、きっと我々は神の愛に試されているんだろうな)
・クローバーの国のアリスより、ペーター・ホワイト(こちらこそが愛により狂ったパターンの雛形かなとも思ったけど、この人愛しています愛していますと連呼しながらその実、愛なんてほとんど分かっちゃいなさそうなんだなぁ。帰すまいとする執着による狂気、の方が近いかもしれない。最後には愛に至ったけれど、愛に至った場合のペーターはもう狂人ではないような気がしているので)
★ポケットモンスターサンムーンより、ルザミーネ(錯乱しかけの二戦目BGMよりも荘厳な一戦目BGMが好きなのですが、それは狂気の純度がこちらの方がずっと高く感じるからなんですよね。これぞミーネさん、って感じが個人的にいたします。だからこそ正気に戻ってしまわれた時、安心しなければいけないはずなのにとても、とても寂しかった)
★ラジアントヒストリアより、×××(「この滅びゆく世界を旅して暮らそう」はBGMも相まって忘れられない台詞。きっと寂しさも突き抜ければそれすなわち狂気だった。ここリメイク版で声が付いた時もう泣きそうになったよ。ラジヒスご購入されたというそこのあなた、どうか此処まで辿り着いてください、全てが砂になる前に)
狂気は……次元の向こうのものとして見るならば、やっぱりひどく美しくて、芸術的でさえある。