+ とにかくすごい
・むらくもさん、頓智が効いててものすごい渋かっこいい人だな。(むらくもさんイベント、3つ目?)
「つまりこの箱はもとからあんたのもんじゃなかったってこった」「するってえと何かい? お前さんは勘違いとやらで、ナユを盗人にしやがったってわけかい。この俺の、命の恩人をよぉ!」
そんで肝心なところで勢い付いてくるの迫力あってすごいピリピリくる。容貌がどちらかというといかつい感じなので余計にぐっとくる。すごいな……いやありがとうございます、むらくもさんただひたすらにいい人で頭が上がらないな。
・夏1日、海開き! 水着イベント! 今作は皆さん水着のデザインがそれぞれ凝っていて素敵です。前作、男性女性ともに水着が大体「色違い」みたいなデザインばかりで一部界隈からは不評だったみたいで……。別にあれが悪かったとは思わないけど、今作がものすごい凝ってるというのは私でも分かる。これは見ていて楽しい。ベアトリスさんのふわっふわしたお花みたいな水着大好きですいいよねそういうのいいよね。
あとむらくもさんの上半身にびっくりしてしまった。人肌に似せた部分と獣に似せた部分との融合? がぜんっぜん違和感なくておったまげた。錯視に嵌まったみたいだった。トリックアート(有機物)みたいな感じ。これはすごい。そうだよなセルザをあんなに表情豊かに描く技量を有した方がおられるマーベラス社だもの、獣人さんをデザインしたら右に出る人はあんまりいない。そりゃそうだ。
更に書かせていただくと、ルーカスさんの筋肉の付き方と、ラインハルトさんの付き方がぜんっぜん違っていてこちらにも驚かされました。ルーカスさんは……筋肉に偏り? があって、その偏在にちゃんと年齢が見えるんですよ。ラインハルトさんみたいなごりっごりの戦士ではないから、何処か陰がある。肩の部分とかまさにそれでした。すごい……。
・スカーレットさんほんと真面目に生きてる、眩しい(おそらく第一イベント)
『Seedである前に、人であれ』
「それは?」「私の尊敬する人の言葉です。今回のナユさんの行動はまさに、その言葉通りのものでした」
もう駄目だ、最初があれだったから(よろしくしたくない発言)スカーレットさんに真っ直ぐ、あまりにも真っ直ぐにこうして評価してもらえるだけで涙が出てくる。
でもこのイベントその後が面白い。ジュリアンとひなちゃんの遣り取りがどちゃめちゃに可愛らしい。「おこってるの?」「怒ってるよ!」「おこってるのはひながたいせつだからなんだよね」「!?」っていう流れ、直前の親子の優しい対話を踏まえての笑いどころが本当に綺麗。好きだぞお前等、仲良くしろよ!
★「(壁に触ってぶつぶつ言っている氏を発見)ルーカスさんがまたおかしなことしてる!」(ルーカスさん、2つ目? このイベント大好き)
「この空き家の前の主の食事メニューをメモしていたんですよ。今日で三世代ほど遡ったでしょうか」「私はモノに残る記憶を読み取ることができるのですよ。素手で触れると残留思念を読み取れるのです」「もっとも、今を生きている人間には触りません。それは観測者たる神として、禁止事項にあたりますから。いつも手袋をしているのはそのためです」
「じゃあ、今のルーカスさんに触れられたら、私の考えていることもわかっちゃうんですよね? 試してみてもいいですか?」「やれやれ……(!? ルーカスさんでも困ったりするのか!) 禁止事項だと言っているのに、貴方の好奇心は神をも恐れないのですね(神はおそろしいが貴方のことは恐ろしいとは思いたくないぞルーカスさん!)」
(手を取ったと思ったらいきなり笑い出したルーカスさんにビビり散らかすプレイヤー:私)
「明日何を食べるかで頭がいっぱいになっていますね?」「あ、当たりです! これは危険な力ですね……」「分かっていただけて何よりです。神のチカラにみだりに触れるものではありません」
いやこれ凄くないですか。本当にこの人……人? 何者なんだ? モノや人の瞬間移動のみならず、心まで読めるとかもうマジで神じゃん。「神がかっているではなく、神ですから」は冗談でも何でもなかったんだな、だから真顔だったんだな! それに好物を渡したときの「貴方は私の心が読めるのですか?」ってのもやっぱり本気で訊いてたことだったんだな! なんてこった! プチ伏線回収ありがとうございますそういうの大好きです。
うーん、これ……こんだけ丁寧に会話作られているとちょっと興奮しちゃうな。メインストーリーもこれくらい情緒面をしっかり組み立ててほしかゲフンゲフン。
ここからナユはルーカスさんのことを「どう」見ようとするのか非常に気になる。プレイヤー(私)は地の結晶を渡してニッコニコしてくれるルーカスさんとか、金色の槍をかっこよく振り回しつつ属性魔法をバンバン打つルーカスさんとか、子供たちや第二王女に手品を見せてあげているルーカスさんとか、「世は美しくあれ」ってフラダリさんみたいなことをとても優しい穏やかな笑顔で語ってくれたルーカスさんとか、そういう彼を好きになったので彼を人であるとしていたいし、そもそもこのルンファクの世界では人と竜でさえ大親友になれるので彼が何であったとしても何者でもなかったとしても何の問題もないのだけど、この主人公が、ナユが……どう思うかは分からないんだよな……。いやちょっと次のイベント早く来ないかな。もっと話を聞きたい。沢山お喋りしてくれルーカスさん。