+ ラジアントヒストリア
DS版からの大ファン、3DSでリメイクされて声が付いた時にはそれはそれは喜びました。台詞運びが美しすぎる。「そして二人、この滅びゆく世界を旅して暮らそう」は何度声に出して読んだか知れない。
ストックに関しては19歳……19歳!? とひっくり返りたくなる程に大人、大人が過ぎる。こんな大人になりたかった。無理だった!
19歳のストックはひょんなことから時を渡るための本を手に入れ、それを上手いこと使いながら、大切な人の死、大切な国の滅亡、これらを回避しつつ物語を進めていきます。ミニイベントも沢山あり、コマンドひとつで国が焼け野原になる、なんてこともしばしば。でもご安心あれ、ストックは時を渡るための本を持っているので何度だってやり直せるのさ!
ラウル中将もアトちゃんもロッシュもレイニーもみんな大好き。ハイスの手を何度取ろうと思ったことか、貴方のこと本当に大好きだった! 時の管理人、リプティとティオの「時の双子」と一緒に行う反省会も毎度のことながら大好き。「戻ってきましたね、ストック」ってしっとりした声で喋ってくれるリプティも、何度失敗しても見限ることなく辛口批評をしてくれるティオも大好き。リメイク版の反省会には少々茶目っ気も入っています。めちゃめちゃ面白かった。自爆はロマン!!
追加シナリオのEDに関しては首を捻りたいところがあるものの、でも「こうでなければラジヒスじゃない」と最終的には素直に思えたので、きっとこれでよかったのだと思う。よかった、と思わせてくださるだけの力がこの世界、この主人公にはある。すごい。彼等は、生きている。
+ ブレイブリーデフォルト(FF)
3DSのソフト。衝撃を受けたゲームです。登場人物の皆様本当に素敵。フィールドも綺麗、グラフィックは可愛い、戦闘は倍速ができてストレスがあまりない。パーティの4人が大好きだった。倒すことになるアスタリスク所持者たちも大好きだった。メフィリアの衝撃が今でも忘れられないし(声優さんすごすぎる)、カミイズミ氏めちゃめちゃかっこいいし、イデアちゃんのお父様も最高に素敵だった。エインフェリアと戦わずに物語を進められるルートがないものかと攻略サイトを漁った。なかった。絶望した。ヴァンパイアのアスタリスク所持者の名前が出て来ないけど……あの登場の仕方はめちゃめちゃかっこよかった。フラダリさんのボール投げるモーション並みにかっこよかった。危ない、恋をするところだった。
ただ私はラスボスに衝撃と嫌悪と恐怖を抱いてしまっていて、あまりにも怖くて、駄目だもう二度とはできないと判断して、手放してしまったんですよねこのゲームソフト。今ならもうちょい軽い気持ちで楽しめるかもしれないなあと思います。という事情があるのであまり軽率には「オススメ!」とはできないゲームではあります。ありますが……でもやっぱりいい作品だったのだろうなあ。今でも台詞とか曲の盛り上がりとか思い出せるものなあ。
こちら、ブレイブリーセカンド、ブレイブリーデフォルト2と出ているようなのですが、今欲しいなあと思っているのはブレイブリーデフォルト(FF)ではない方、ブレイブリーデフォルト・フォーザシークウェル、要するにFFの完全版ですね。若干の追加シナリオがあるようなので……また彼等に会いに行きたいな。
+ アライアンスアライブ
こちらも3DSのソフト。リマスター版がSwitchでも出ているようなのですが未購入です。声がなく、プレイアブルキャラ全員に名前を付けられるという、古き良きFFシリーズを彷彿とさせる仕様です。キャラクターデザインが可愛らしくてワクワクしました。今思い出しても「あー、楽しかった!」という感想しか出て来ないくらい、システム面やストーリー面に嫌な思い出は全くございません。
ただこのゲーム、容量不足のためかラスボス撃破あたりとそれ以降の流れがあまりにもシンプルで、そこのみ拍子抜けてしまう感じがあります。それを除けばとってもいいゲームでした。Switchではそこら辺に追加シナリオとか入れてくださっていたりしないかな、と期待していたのですが、どうやらストーリーの流れはそのまんま、とのことだったので買うには至っていません。
+ 二ノ国 漆黒の魔導士(白き聖杯の女王)
漆黒の魔導士はDSのソフト、拡大版の白き聖杯の女王はいろんなハードに移植されており、Switchでも遊べます。ジブリの世界で歩ける、話せる、戦える! という夢のようなゲーム、物語の流れとしてもやっぱり夢のようでした。
まず「二ノ国」という概念が素晴らしい。パラレルワールドにいらっしゃるどなたかと「貴方は魂を共有しているんだ!」とか言われてときめかないはずがない。ありがとうございます(?) あと主人公の男の子、オリバーが使える「心の一部を他者に分け与える魔法」に関しても拍手喝采したくなる。君の勇気を必要としている人がいる(魔法)、お前の我慢の心をあいつにも教えてやってくれ(魔法)、貴方のやさしさをあの人に届けてあげてもいいですか?(魔法)ってことができちゃう、二ノ国なら! 最高ですやん……。
声優さんの演技が気になって物語にどっぷり漬かれない、という意見もチラホラお聞きしますが、それは……確かにそう。そういう「ちょっと気になるシーン」は幾つかありました。でもそんなことが些事であると断言していいくらい素敵なゲームでした。
ただひとつ残念な点が。おそらく白き聖杯の女王の方がプレイ経験人数としては圧倒的に多いのだと思うのですが(提供ハードの数的に)、こっちのバージョンには私の大好きな「石投げイベント」と「幽霊イベント」がないんですよね。あの石投げイベントは特に、心を分け与えるという行為の是非について議論するためには欠かせないものだと思っていたのですが……どうしてなくなっちまったんだ。やっぱり子供に石をぶつける大人の構図はよくないと判断されてしまったのかな。でもあの構図でなければDS時代の私は涙を流さなかったと思うし……うーん表現って難しい!
+ ギフトピア
ゲームキューブのソフトです。多分10代のお方はゲームキューブって言われてもどんな形か想像つかないんじゃないかな。本当に「キューブ」です。可愛い。そしてこいつは階段から転がり落とすほどの衝撃を与えても正常に稼働する、めちゃめちゃ強いハードです。ニンテンドーすごい。
子供の頃、繰り返し見ていた夢に出てきた世界にとてもよく似ていて「私の夢がゲームになってる。やりたい!」と思い、誕生日でもクリスマスでもないのにえんやえんやと強請って買ってもらったソフトです。中身というかストーリー自体は私の夢とは似ても似つかぬものでしたが、大人の言う『正しく在れ』に忠実であった子供の頃の私に『別に正しくやらなくたって生きていけるし、なんなら今正しくないと言われていることの方が実は幸せへの道になっている場合もある』と楽しく教えてくれたソフトとして、印象深い作品です。今でもたまに思い出すし実況動画もよく見ます。
ラブデリックという会社さんが大元となっているので、雰囲気は「moon」に似ています。ああいう感じ。ちょっと正道とは違う、邪道めいてこそいるけれど、皮肉っぽい感じが随所に沢山あるけれど、でもやっぱり優しくて安心する世界です。
+ ルーンファクトリーシリーズ
全作クリア済みです。……と言えればかっこよかったのですが、残念ながらフロンティアは未購入、他はクリアまでがっつり楽しみました。2、3、4は狂ったようにやり込んでいます。デビューは2からでした。2はすごいぞ、バグだらけだけれどもすごいぞ、なんてったって主人公世代と主人公の子供世代と、一本のゲームで二人分楽しめるんだ。これはすごいぞ……。
もうルンファク4に関してはメジャーに分類していいゲームだと思うので、物語の詳細を記述することは控えておきましょう。キャラクターも素敵、戦闘システムもシンプルで楽しい、作物を育てる作業は勿論大好き。ただ恋愛イベントは……私は、あまり馴染まなかったかな。4のイベントよりも3の短いところにぎゅっと濃縮された会話シーンの方が好きでした。ダリアさんとか、ペルシャとか、トゥーナとか……大好きだったな。
4の何がいいってストーリーがいい。恋愛の方ではなくてRPGとして辿ることになる方のストーリー、こっちが本当にいい。幾つか諳んじられるレベルで覚えてしまっているシーンがあります。セルザを萌えキャラとして描くのではなく、最後までドラゴンの姿で、主人公の「友達」としていさせてくれたことに心から感謝したい。ミニイベントでは可愛い女の子になっていたけどもね! でもそういう番外編での萌えキャラ化はネタだと分かりきっているし物語を壊しにかかっている訳ではないから、よし!
5の発売、楽しみですね。
今後数週間、寝込む日が増えそうなので……現実逃避できるタイプのゲームを思い出そうとして書き出したら止まらなくなってしまいました。
馬鹿野郎、ブレイブリーデフォルトとかはともかくギフトピアとかなんで今思い出した! 懐かしくなったところで、今ゲームキューブなんか手元にないんだからどう足掻いても遊べないし、虚しくなっちゃうだけだろうがこの痴れ者ォ!