涙脆くなった

 今からでも遅くないだろうから素敵な漫画とか小説とかアニメとか映画とかゲームとか、沢山触れたいな。不機嫌に構えていた10代後半の頃から考えると、今は人の想いとか情景とかいろんなものを真っ直ぐに受け取りやすくなっているので、感動の度合いがなんか桁違いなんですよね。台詞の一つ一つまで覚えてしまっているはずの「ミューツーの逆襲」を何度見ても涙が滲むのは多分そういうこと。衝撃とか感動の量とか回を重ねるごとに鈍麻して確実に薄れているはずなのに、いつまで経っても泣き止めないのはそういうこと。
 先日は「よつばと!」最新刊ラストを読んで号泣するなどしました。仕事終わりだったからな、どれだけ目が腫れようと問題なかったので思いっきり心を明け渡してどっぷりできたのでした。幸せだったな。

 昨年末に読んだ「約束のネバーランド」も、初読のタイミングが2年前ではきっと泣けなかったと思います。あの頃はいきなりアウェイなところに放り出され、一人ではなかったはずなのに一人だけで生きていこうとして躍起になっていた頃だったので、そんな時に触れても「情など要らぬ」「エマのアホ」のようにしか思えなかったでしょう。愚かなことだ。
 泣きたくなるようなこともある現実で泣かず、泣かなくてもいいはずの非現実のために泣ける心になれているってとても幸いなことなので、できるだけこの調子のままでいたいですね。

 まあ来月からまたしても白い魔弾漬けで頭がおかしくなるかもしれないのでこの健全な心持ちは今だけかもしれないのですがねHAHAHA
 大丈夫だ、4月の私にはポケモンスナップがある。たとえ生き物が織り成す情にうんざりすることしかできない心持ちであったとしても、美しいポケモンの世界はそれだけで精神を癒してくれるはずだ。大丈夫大丈夫何の問題もない、よし!

© 2025 雨袱紗