一昨日は久しぶりに夢を見たんだ

 今やっている治療が総倒れに終わった場合の身の振り方を考えていた。11月中旬以降から考えていたことがあって、それをちょっと話してきた。馬鹿みたいな夢だったけれど、コストだってべらぼうにかかるけれど、それでも応援すると言ってくれた人の言葉を信じたくなった。勿論、総倒れにならないのが一番いいのだと思うけれど、総倒れになったとしても私には残りの人生がちゃんとあるんだって思えたのは……悪い気分ではなかった。何を失ってでも構いやしないという気概でやってみてもいいんじゃないかと思った。本当になくなって困るものなんてこの世の中にはただの一つもないって砂の女も言っていたから(そう言ったのは男の方であって砂の女はただ静かに笑っていただけなのだけれど)

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