トレイ・クローバーも非常に好ましいのですが、あの多忙な人を常時ホーム画面に立たせるのは如何なものかと思って……お願いだから休んでくれ……。
トレイ先輩以外のハーツは性質的に合わない。唯一話が合いそうなデュースはカードの数が致命的に少ない。サバナのカードはRしかないという徹底ぶり。サバナにSRなんてなかったんや! フロイドは折角寮服カードがあるにもかかわらず恐ろしくてホーム画面に呼べない。ジェイドはなんか見ているこっちが恥ずかしくなるからやっぱりホーム画面に呼べない。スカラ二人にはこれ以上認識をかき回されたくないからなるべく視界に入れないようにしている。振り回されるの最高に楽しいないいぞもっとやってください、ではなく振り回されるのはもう嫌です勘弁してください、と距離を置く程度にはこの二人に相応の苦手意識がある。ヴィルはやっぱりカード不足、エペルは性質的に合わない。イデア氏は……キャラクターとしては好きなのですが監督生ポジションの人間が対面で話せるような相手じゃない、怖い。オルトは好ましいのですが監督生のところなんかじゃなくてイデア氏のところにいてあげてと思ってしまう。ディアソムニア陣営にはホーム画面で常にお話をしたいと思える程の興味が持てない。
アズール・アーシェングロットに関しては大好きだったはずなのですが最近よく分からなくなってきた。分からなくなってきたという事実が非常に怖い。馬鹿な。どうしてこうなる。好きなままでいたいのでなるべく3章の記憶だけを大事にするようにしている。制服アズールの「さっき音楽の授業で貴方の歌を聞きましたけど……ふっ、いや失礼。なかなかお上手で」は大好き。これだけで話が3本書ける。素晴らしい。是非そのままの貴方でいてくれ……と思っていたのに5章で大暴走しやがった! なんてことを!
ルーク先輩のことは「観察」するようにしている。そしてルーク先輩にも「観察」されることを喜ぶようにしている。ある一定の興味をもってある一定の好意で接してくださるというのはとても心地がいいものだ。ちゃんとした線が二人の間にあるのでとても安心できる。
同じことがオルトにも言えるけれど、オルトは監督生なんかを安心させている場合じゃないんだよなあ。イデア氏だよ! イデア氏のところにいてくれよ! となるので最低限の会話だけしてお戻りいただいている。「二人でこうしているのが一番いい」とずっとずっと思っていてほしい。
トレイ・クローバーに関してはとても難しい。一人静かに休む以上の幸福を監督生が提供できるならホーム画面にお呼びして楽しくお喋りすることもやぶさかではないのだけれど、それはとても、とても難しいことのように感じる。資料集にあった彼の「腹黒さ」は後天的なもの(リドルの両親に家族ぐるみでこっ酷く叱られ罵られたことに対するある種のトラウマから発生したもの)だと思っているので、そんなものがなくとも生きていかれるようになればいいし、その腹黒さを処世術(事なかれ主義)ではなく、オクタみたいにもっと楽しく愉快な自分本位なことに使ってくれるようになればもっといいなと思う。でもそれだけの革命を監督生の立場で起こせるかと言われれば間違いなく「否」で……じゃあ一生徒ならどうだろうとあれこれ考えてみたりもしたけれど並の人間では彼をどうにもできそうにない。少なくとも私の考え得る二次創作ではとてもじゃないが……難しい……詰み……。
同じような思いをジャミル・バイパーにも抱いていたはずなのですが彼に関しては一旦保留とさせていただきます! 5章で次々に彼等のことが上書きされてしまっているので今の私が何を考えても無駄だ! どうぞ思うようにやってくれ、それがジャミル・バイパーだと思うことにするから、何が起きてもそれが君だということで受け入れるようにするから! どうぞお好きに、羽ばたいてくれ!