なんでジャミルの話になっているかというと、よりにもよってオクタのキャンペーンでやって来たからなんですよねこの人が

 監督生にはこのジャミル、すこぶる優しくしてくださっているのがホーム画面から分かるから「そうじゃねえだろ」ってなったので、監督生にまで配慮してんじゃねえお前はもっと自由に生きるんだよぉ! ってなったので、故にジャミルにぼっこぼこにされて「はい! 幸せですジャミル様! ドッカーン!!」みたいな立場の存在が彼の手駒としてそれはそれは幸せに死んでいく話があればいいのになと、ちょっとね、思っちゃったのですよね。
 アズールに傾倒しているのは真逆の理由で、その、あれよ。「私」は……ちょっと三章の監督生のしたことがほんまに訳分からなくてさ、許しがたくてさ……あれはマジでイソギンチャクを救うとかそういうところ通り越してただの加害だったようにしか見えなかったからさ、そんな監督生とアズールが仲良くする話ってぜんっぜん想像できないんですよね。少なくとも私は書きがたい。合法と慈悲で塗り固めたアズールの装甲をぶち破って契約書を破壊できるとすれば、それはもう非合法、犯罪以外に在り得ないんだよなあと思わざるを得ない。「悪党として××に一歩負けたな、アズール」ってレオナさんが言っていたけれど本当にその通り。捨て身で加害に走っていた三章の監督生は保身しつつ力を蓄えていたアズールの隙を突くことが叶ったけれど、その先なんてもうないと思っていた。それだけのことをしたのだと思っていた。だから監督生が四章を終えてものうのうと生きているの、逆にすごいなあと思う。グリムの加護かな? あの猫もちょっと苦手なのですけれどもね。まあそれはどうでもいい!
 でも別に監督生以外の立場からアズールをどうこうしようという欲があるんかと言われればそうでもない。介入はしたくない。ただ、見ていたい。監督生以外の立場から見ていたい。アズールを主軸にしたあの三人をただ見ていられたらいいかなあと思う。そういう話を、いつか、まあ書ければいいかなと思う。
 四章の二人は逆にちょっと辛くて、痛々しくて見ていられないから、早々に死んだ方が勝ちなんだよなあ。まあ三章も最終的には死ぬけれどこちらはもうちょいしぶとく命引きずってほしい。泡もすぐ弾けちゃつまらんだろう。そういうことや。

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