キバナさんに「助けてください」って泣きそうな顔で呟くような健気でいじらしい女の子めいたユウリが書きたいわけじゃないんだなあこれが! 違うんだよなあ! ユウリが序盤でいきなり弱みを晒してしまったらそれはただのシアなんだよなあ! この段階では「奇妙で厄介な女の子」でいてもらわなきゃいかんのだよなあ!
ユウリ違うまだその時ではない。君が装甲を外すのはたとえばCrazy Cold Caseで言うところのFile F「濾過済みローゼルティー」くらいのところであったり、/600のアクアティック・メヌエットで言うところの4-2「Jの鎧、Qの冠」くらいのところであったり、とにかく、とにかく終盤でなければいけないんだ。こんな序盤からすっぽり弱みを晒しちゃいけないんだなあ、そういうことしたらあかんてそれただのシアだからさ、君はああなっちゃいけないんだよ頼むよ。
……ああでも「キバナさんなら私の弱みを重くとらえたりせず、笑い飛ばしてくれそうだ」という確信の元に序盤から堂々と曝け出していくというのでも、いいのかもしれないな。誠実ではなく不実を、真摯な態度ではなく不真面目を、求めている訳だこの場合のユウリは。うーんこっちか? こっちかな?