そんなダルスさんを海中に連れ込んでウミヒルモ見せてやってくれよミヅキ……海に揺蕩う爪先ほどのラランテスを指差してほらって笑ってやってくれよ……綺麗なもの好きだろミヅキそうだろ、お前はダルスさんの前でだけ素直になれるんだもんな……他の全ては「ミヅキ」を眠りにつかせた敵なんだものな、そうだよな唯一の味方であり信頼できる相手にはやっぱり綺麗なもの見せて綺麗だなって思ってほしいよなそうだよなうんうん(?)
公式の設定資料集の「自分の役に立つか立たないかで物事を考える」みたいなメモ記載が、花を摘む(花を摘む!!)ダルスと共にあってね、ものすごくこう……ぎこちない合理の描写にぐっときたんですよね当時。
お花なんかがなぁ! 役に立つはずがないんだよなぁ! 花はただ咲いているだけなんだから、ただ愛しく健気で美しいだけなんだから、そんなものが! ダルスさんの役になんか絶対立たないんだ! その花は貴方の故郷に光を取り戻すのに何の助けにもなっちゃくれないんだ! でも捨てられないんだダルスさんはその花を……なんてぎこちない合理でしょう……合理的に動きたいのに、その気持ちはとてもあるのに、これまで過ごしてきた環境に「なかったもの」が多すぎて、彼、きっとこの眩しいアローラではろくに切り捨てることができないままズルズルいくんだよ。だからミヅキなんかに捕まっちまうんだ。絆されちまうんだ。海に咲く花にだって、泣いてしまうんだきっと。しかもあの無表情でな……!
光の温もりも水の流れも花の瞬きもないウルトラメガロポリスからやって来たダルスさん、海に咲く花とか見たら泣くんちゃうか