島を出る前日の夜、セイボリーの実直すぎる告白に顔を赤くし、紅茶の色をした目をすっと細めて嬉しそうに笑った彼女。でも今は集中したいことがあるから「さきおくり」にしたいと、もっと強くなって君に相応しい人になるからと、年下かつ無敗の分際でそのようなことを告げて笑った彼女。そんなことを言ってワタクシから逃げたりしたら許しませんから、などと年甲斐もなく喚き立てたセイボリーを、お腹を抱えて笑いながら許した彼女。逃げたりなんかしないよ、ガラルを旅していろんな人に出会ったけれど、それでも君以上の人はいなかったと必ず言うさ、などと、やはり年下らしからぬ勇ましさで愛の宣誓までやってのけた彼女。
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君以上の人はいなかったってそれ普通お相手側が言う台詞なんだよ……年下の女の子が兄弟子に向かって言う台詞じゃないんだよ……おはようございます昨日の私はなんてものを。