「どうかそのまま知らずにいてください」

 これ、数年前からずっとアクロマさん専用の台詞として使って来たのですけれども、セイボリーに当て嵌めるとちょっと面白いことが起こるような気がしたのでネタの一つとして書き落としておきます。

1:アクロマさん「わたしがどうしようもない程に貴方を好きだということを(貴方は)どうかそのまま知らずにいてください」 → この場合、知らないのは想いの対象であるシアだけなんですよね。周りの人、トウコとかゲーチスとかフラダリさんとかはめちゃめちゃ知っている。彼のどうしようもなさは、彼から一歩引いたところにいる人の方が詳しい。シアも大事にされていることは分かっているけれど、その「どうしようもなさ」を理解できる日は当分来ないだろう。そういう意味の言葉です。

2:セイボリー「ワタクシがどうしようもない程にあなたを好きだということを(あなた以外は)どうかそのまま知らずにいてください」 → セイボリーがユウリを好きなのは道場の皆にもガラルの民衆様方にも周知の事実なのですが、表向きには揶揄い合ったり競い合ったり共闘したりとかしているだけなので「まあ、仲がよろしいことで」くらいにしか思われていないような気がしています。その「どうしようもなさ」を知っているのはユウリだけ。彼女には彼の「どうしようもなさ」を受け止めるだけの器があるはずだ、きっと。

 誠実お化けコンビを考えるのは楽しいなあ。

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