彼の気持ちを何も救わない花占い(大論判三部作)

 黄色いお花がばっさばっさなるところとか、水が生きているかのように花を抱き込み彼女を打つところとか、その花達を水辺へひとまとめにするところとか、髪や服に張り付いた黄色がそれと合流するところとか、月筏がくしゃみの勢いでちょっとだけ欠けるところとかありましたが、この三部作においてはそうした「黄色い花」の描写にめちゃめちゃ力を入れて書いていたのでそこ! そこ注目していただけると非常に、ええ、嬉しみが深い! ありがとうございます!

 彼のテレキネシス描写はこの黄色い花以外のところ、他の短編やSSにおいてもすこぶる気合を入れて書いています。だからこそ、彼に「何を浮かせていただくか」というのが重要になってきましてですね……。
 本日の「Dreaming morning glory」でネタが尽きてしまったので、もし何かアイデアなどありましたらご教授いただけるとたいへんうれしいのですが、彼の指の指揮に従う対象物……似合うもの、ありますかね?
 いや何言ってんだ、この男なら何をどう浮かせたってサマになるに決まっているだろうがいい加減にしろ! スイカの種をお腹から取り出そうとする描写さえなんか異様な気迫あってよかっただろうが!(こちらも頂いたアイデアです。最高に楽しく書かせていただきました)
(参考:「赤は喉に、黒は腹に、黄色は歌に」)

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