カムスキーさんのねっとりボイスは白ワカメのあれと同程度の依存性を持つ

(カムスキーの場合)
「アイデアはいわば伝染病のように広まるウイルス……ならば自由への欲求も伝染病と言えるかな」
「はっ、それはプログラムされた返答だろう? だが君は……何を望んでいるのかな?」
「チューリングテストは知っているだろう。形式上のものだ。アルゴリズムと、演算能力の結果に過ぎないだよ」
「私は機械が、感情を持つかどうかに興味がある」
「素晴らしい……だろう? 永遠の、美しさと若さを持つ。枯れることを知らぬ花だ」「君は何者だ? 従順な機械なのか、それとも意思を持った、生き物なのか?」
「素晴らしい」「人間を救うサイバーライフの切り札が、まさか変異体だったとはな」「このアンドロイドに命を見出したんだろう? 同情したんだ」
「さあどうする? 君はどちらの悪を選ぶのかな」「ああそれと、私はプログラムに非常口を残すんだよ。念のためにね」

(狛枝凪斗の場合)
「自分が取るに足らない人間だってことは、ボク自身が一番分かってるつもりだよ。
夢や希望を持つのもおこがましい程、努力をするのも図々しい程、ボクは決定的に最低で、最悪で愚かで劣悪で……何をやっても駄目な人間なんだ」
「素晴らしいよ!」「すぅごい」「ファインプレーだね」「ねぇ……聞こえる?」
「超高校級の才能を持つ皆が! 力を合わせて仲間と共に絶望に立ち向かう! ああ……なんて素晴らしくて美しいんだろうね」
「きっとボクはどこかで、自分の凶行を止めてくれる人を探していたのかも。とか、そんな理由でもあれば、少しは同情してくれたのかな?」
「ボクに才能がなかったら、きっと」「でも、なんでかな。だからって、負ける気がしないんだ」

「それを、希望と云うんです」(あっちがうこれは狛枝の台詞じゃない)

言葉の強烈性もさることながら、これらの台詞があのねっとりで発せられるというインパクトが私にこれらの台詞を暗唱させるに至ったのだ。

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