アンドロイドは屋根裏がお好き(DBH)

ユウリとビートでコナー編、コトネとクリスさんでカーラ編、ミヅキと愉快な悪の組織メンバーでマーカス編……。
これ以外の別配役を分岐として並行させるよりも、一つの世界線にアナザーストーリーとして縫い付ける方が面白い気もしてくる。
例としては、

・フラダリの家で暮らし、彼の庇護の下で静かに時間を流すことこそが幸せであったシェリー(学習成長型アンドロイド)が革命による大量変異に巻き込まれ、
いきなり主であるフラダリに「自由」を言い渡されたことによるショックで家を飛び出しなんやかんやでいつものようになる
(本編中~本編終了後)

・レッドアイス中毒者の治療専門の病院で、患者の苦痛を低減させるための術を模索するシア(医療研究型アンドロイド・プロトタイプ)は、
蓄積されるストレスを低減させる術を持たないアンドロイドへの緩和療法(?)について研究を重ねるドクターアクロマに教えを乞う
(本編中~本編終了後)

・「盲目」という不備を抱えながらも何故か出荷されたトキ(型番不明・唯一無二であり代替機なし)に御曹司は心底惚れ込み、
また革命時にTVで観た、アンドロイド間特有のコミュニケーション方法にいたく感銘を受け、トキと心を分かち合うために自らを「機械化」することを望む
(本編開始前)

・世間を知らなさすぎる少年、Nに「カムスキー」から与えられたトウコ(教育支援型アンドロイド)は、彼に生きるためのいろはを教えようとするが、
Nは自分よりも「人間」についてよく知っているトウコのことを「自分と同じ種族である」と誤解したまま年月を重ねていく
(本編開始前~本編終了後)

・家族同然の扱いを受けて育ってきたヒカリ(子供型アンドロイド)を、革命によるアンドロイド回収騒動から守るため、
アカギを始めとするギンガ団一家(?)は荷物をまとめて夜中に家を飛び出しあてどなく街を彷徨う
(本編中)

わぁい女性主人公が9人いるからすごく都合がいいぞ、これがほんとの「RA9」ってか!(私はもう正気では)

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