2/25、16:24の方

こんにちは、遊びに来てくださりありがとうございます。
こちらの私的な事情により、お返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
2か月くらいの沈黙を経て、24で好き勝手喚き散らすのには慣れてきたのですが、まだ人様との文章交流においてはぎこちないところもあるかと思います。
失礼なこと、至らないことを書いてしまっていないと良いのですが……。

ゆっくりと楽しんでくださっているとのこと、とても嬉しく思います。
ゲームや機器には「旧作」「型落ち」などの理由で古いものから切り捨てられていく悲しい性がありますが、幸いなことに「物語」には型落ちがありません。
それ故に、いつでも楽しむことができるし、いつまででも放っておくことができます。
経年劣化が起こらないという点もまた、私が愛した、文章および物語が孕む強みのひとつなのではないかと、最近ふと、考えるようになりました。

書いた本人としては、2015年より前の作品については「ひぇぇハズカシイ」という思いから、削除してみたくなったりすることも多々あるのですが、
それでも「書いた記憶」というのは厄介なもので、それ相応の魂を込めて書いたものであるだけに、なかなか消去への踏ん切りがついていなかったりします。
せめてもう少し読みやすい形に、という欲で、様々な過去作に「加筆修正」が行われているのはそういった理由からです。

「アピアチェーレ」「片翼を殺いだ手」「サイコロを振らない」「モノクロステップ」「木犀」「さあ、貴方にFを」……この辺りはかなり多くの修正を施しています。
特に片翼(初筆2012年)とサイコロ(2013年)の話の中には、2回、修正を行っているものや、つい1年前に加筆したりしたものもあります。
最近、読み返しを行えていないので細部を忘れてしまっていますが、きっと当時の私には、とてもとても大事な物語だったのでしょうね。
……稚拙なものであったはずなのに、それでも何とか読める形で「とどめておきたい」と心から願い、面倒な修正作業を繰り返してしまえる程度、には。

ここ半年ほどで私は、ポケモンに対する捉え方が大きく変わりました。
いや、ポケモンが爆発的な人気を取ったことによる、その世界での物語を書くことに対する私の意識の変化、と書いた方が正確かもしれません。
このまま、以前のように書いていいものかと随分と悩みましたが、今は少しずつでも前のように、書くことも含めて楽しんでいこうという気持ちになれています。
これからも一緒に、ポケモンの世界を楽しんでいけるといいですね。

では、ありがとうございました。
またお会いできる日を、楽しみにしています。

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