こんにちは、雪村さん。遊びに来てくださりありがとうございます。
【今年も何もしないで終わってしまった】という感覚、とてもよく分かってしまいます。
今年は入籍したり引越をしたり新しい仕事に就いたりと、環境面では沢山の変化があったのですが、
生憎私はそれに「振り回され」「疲弊し」「なんとか時を回し」「ようやく慣れつつある」……とかいう状態で、
私個人として何か成長できたかと問われると、本当に微妙なところなのですよね。
多くの方に助けていただきました。仕事面でも、家庭面でも、勿論このサイトにおいても、多くの方の助けがあって今の私が在ります。
ただ、今年は本当に「助けていただくばかり」「支えていただくばかり」で、そうした方に対して何もお返しができていないのが心苦しい限りですね。
失言に関しては全く問題ないのですが、八つ当たりに対するご配慮は、正直なところ、とても助かりました。
これは雪村さんに限った話ではなく、私自身、そこまで出来た人間ではないので、八つ当たりを上手に受け止められない場合が多々あるのですよね。
相槌を打ち同意し共感しているつもりがいつの間にか激情の火に油を注いでしまっていたり、という無様な事故を、オフでこれまで何度か重ねている人間なんです。
雪村さんが私に何かしらの形で思いをぶつけてくださることはとても嬉しい、それが八つ当たりの形をしていたとしても友人なのだからそれくらい一向に構わないのですが、
その八つ当たりに対する私のレスポンスが、余計に雪村さんを苦しめるリスクが多分にある……というのが非常に致命的です。
うーん……未熟で本当に申し訳ない!
常人が天才を理解できないのと同じように、天才の側からしても、常人の悩みや認識というのは理解しがたいところにあるのでしょうね。
雪村さんが話してくださった事例はまさにその認識の違いが起こした事故であるように思われました。
相手は何でもできるが故に「見限る」というような認識であらゆることを【すぐできるようになるからやめちゃう】のだと思うのですが、
私達はむしろ、できないが故に「(自身の才能に)見切りをつける」ということを行っていますよね。
その「見限り」と「見切り」の差が、天才側から見ると「逃げ癖」に、私達の側から見ると「気紛れ」に、見えてしまうのかもしれません。
どちらがどのようなことを言ったとしても「貴方に私の気持ちなど分からない」ということになってしまうので、なかなかこの二者の相互理解というものは困難ですね……。
【木犀の序盤のシェリーと違って、私はそれが綺麗ではない事を知っています】
あああ雪村さんかっこいい! かっこいい! うああかっこいい!
……ごめんなさいちょっとはしゃぎすぎてしまいました。頼もしい発言にくらくらときてしまったのです許してくださいね。
そう言ってくださりとても嬉しく思います。雪村さんも、夢と現実、彼岸と此岸の区別がしっかりできていらっしゃる方なのですね。
この区別が上手くできない身であるからこそ、私は昔の私が望んでいたこと「緩慢で美しい死」を物語の中に落とし込んでしまおうと考えていたので、
ここまできっぱりと言い切れる芯の強さを持った雪村さんの認識が本当に羨ましく、とても尊敬しております。
ああ、物語への注意に関してはですね、別に余所からきついご指摘があったとかそういう訳では全くないのですよ。
11月後半から12月初旬にかけては、ソードシールドの発売と夢小説ブームの影響もあってアクセス数がとんでもないことになっていたのです。
それ故に、昨今流行りの夢小説を期待されて訪れた方が「ちょっと待てこれはなんだおいおい」と混乱してしまわないようにと書かせていただいておりました。
【必要以上に気を遣わないでほしい】とのお言葉も、ありがとうございます。
サイトはSNSとは違い、リツイートなどによって無差別に思想をばらまくタイプの場所ではないため、ある程度自由な発言が許されるのではないか……?
などと思っていたりもするのですが、そこは節度を守りつつ、訪れてくださる方を不快にさせないような運営に努めつつ、私も楽しめれば一番いいかな、という気持ちですね。
【傷つくって、そんなネガティブなだけの体験なのかな】【読んでくれた人を傷つけよう】
これね、実は私もこうなる前はとってもこのように考えていましたし、ごく一部では今もこう思っています。
「互いに傷を付け合いましょう」と、誉れ高い気持ちで大切な方へ口にしたことさえあるような人間です。
雪村さんも仰っているように、【よい傷付き方と悪い傷付き方がある】のだとは思うので、そこの判別が難しいところではあるのですが、
私はある意味「覚えてもらう」「何かを感じてもらう」というのもその人の脳や心理へ跡を残すという意味の「傷を付ける」だとは思っているので、
そう考えると、今も私は物語を通して、読んでくださる方の脳や心理に傷を付けたがっているのかもしれません。
……こう書くと、なんだか物凄いバイオレンスですね。いけないわこの書き方とてもいけない!
おそらくこれが今年最後の交流になると思いますので、挨拶をさせてくださいね。
閉鎖時から今までこうして絶えず雪村さんとお話ができたこと、とても嬉しく思っています。今年も本当にお世話になりました。
是非また来年も、お会いできれば幸いに思います。
良いお年をお過ごしくださいね。
(全国物産展ではないのですが、豚まんという活字を見て無性に食べたくなってしまったので今日はコンビニまでひとっ走りしようと思いますフフフラダリ)