私はポケットモンスターの世界で鍛えられたように「主人公を主体としてすべての物事を見る」ことだけが極端に得意であり、他はザコの極みであるからして、
主人公である日向くんをあんな形で傷付けて振り回して混乱させて追い詰めた(少なくとも私にはそう見えてしまった)狛枝のことは一周目時点では第一章の頃から大嫌いで、
章を進めるごとに不気味さも訳分からなさも苛立ちも恐怖も増すし、周りからはどんどん孤立していくばかりで、
それでも「お前という分からない存在を理解できないまま放置しておくのが怖い」からと関わり続けようとする日向くんの危なっかしい勇気の方にだけ感動していて、
……そうして本編が終わって、2周目を断片的にして、アイランドモードとかV3の育成計画とか2.5の世界の破壊者とかああいうのを振り返りながら、
考えて、考えて、考えて考えて……そうしてようやく、彼と日向くんの間に結ばれたものすごい異質で奇妙で不気味で強固な絆みたいなものを信じることができたのです。
だから再序盤から狛枝のことを「信じ続ける」ことがどんなに難しくどんなにすぅごいことかというのはとてもよく分かってしまうので、
そういう意味でも狛枝を好きな人ってやっぱすげえなって、おもう。
何が言いたいのか分からなくなってきたけれど、私ももっと多面的にというか、いろんな視点で物事を見られるようになりたいなあとおもうのだ。