海と花。ほらぁさいっこうに綺麗だからほらぁ。
でもこんな臆病な花あるかなぁって。咲くことを恐れて枯れることを喜ぶ花があっていいのかなぁって。そんな風に思ってしまったものだから。ほらぁ。
しかも花に海の水なんてかけたら毒だからほらぁ。枯れちゃうからほらぁ。やっぱりこの二人一緒にいちゃいけなかったんだほらぁ。
でも今の海と鉛もそこそこ気に入っています。
流体の海と固体の鉛。しょっぱい海と冷たい鉛。浮力のある海とどこまでも沈む鉛。時を動かし続ける海と出来ることなら時など止めていたい鉛。
そこに気体の空が「ふふ、来ちゃった」とか言いながら入ってくると無敵感が更にすごい。